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【荒川区西尾久】荒川グルメ探訪|手作り蒟蒻・白滝・寒天・ところてん「山内商店」

荒川区民に「荒川グルメといえば?」と尋ねると、多くの人が「もんじゃ焼き」と答えます。
荒川区はもんじゃ発祥の地ですよ、と区民は聞かされて育つのですが、都内に住む多くの人は「もんじゃ焼きと言えば月島(東京都中央区)」と思っていることでしょう。発祥であろうがなかろうが、荒川区のもんじゃは美味しい。下町の雰囲気も含めてもやはり一番美味しいのです。食の楽しみ方はひとぞれぞれ。特別な何かは無いけれど、ちょっと個性的だったり、変わっていたり、ほっとひと息つける場所。そんなモノづくりの街・荒川を支えるグルメを探訪してご紹介していくコーナー、それが「荒川グルメ探訪」です。

駅から5分!メディアも注目の人気店

JR尾久駅から徒歩5分、JR田端駅から徒歩10分。東北本線の線路沿いに佇む 「山内商店」は、手作りの蒟蒻・白滝・寒天・ところてんを製造販売するお店。線路沿いをスカイツリー方面に歩いていくと、間もなく無数ののぼりが風にはためく店舗の前へとたどり着きます。昔ながらの製法で作られるこだわりの商品が山内商店の自慢。これまで数々のメディアも取材に訪れています。1949年(昭和24年)の創業から、75年のも歴史を誇る山内商店。現店主の祖父にあたる初代店主が故郷である福島から上京し、蒟蒻と白滝の工場を始めました。当時は学校給食や飲食店への卸業が主体。すきやきに欠かせない存在の白滝は、精肉店からの注文も多かったそうです。以前はおでん用の蒟蒻にすきやき用の白滝など冬用の食材が主でしたが、先代の頃から夏に需要のある寒天製品の製造を始めることに。今では蒟蒻製品に並ぶ人気の商品となっています。

昔ながらの製法で作られる手作り蒟蒻


左から、刺身蒟蒻、味噌おでん、蒟蒻麺、糸蒟蒻、白滝 
全て150円(税込)

山内商店一番の自慢は、なんといってもこだわりの製法で作られる自家製蒟蒻。原料となるのは、初代の頃から使われているという群馬県下仁田産の特等粉です。製造方法は昔ながらの“バタ練り”を採用。2枚の羽根がついた四角い箱の器具がバタバタと音を立てることからその名で呼ばれています。量産することが困難であることから、現在この製法を用いている蒟蒻屋は都内でも数社ほど。絶妙な気泡が練り込まれることで、味しみの良いおいしい蒟蒻が作り出さます。

手作りの蒟蒻は、美味しいお酒のお供にも最適!荒川区内にあるもりたや酒店の角打ちスペースでは、山内商店の味噌おでんを冬季限定で提供しています。夏季にはオリジナルのところてんがもりたや酒店のメニューに登場。もちろん販売元である山内商店では、いずれの商品も年間を通して購入が可能です。


刺身蒟蒻 150円(税込)

定番の蒟蒻に並ぶ人気の品が、白と緑の2種類を揃えた刺身蒟蒻。付属の酢味噌を付けていただきます。緑蒟蒻の美しい翡翠色は、青のりとクロレラによるもの。ツルっと喉ごしが良いため、食欲がない時にもぴったりです。

すきやきでは名脇役の白滝も、アレンジ次第ではメインのお食事メニューに変身。店主おすすめのレシピは、鶏ガラを入れて軽く炒めた白滝に明太子を絡めて食べる白滝パスタです。通常のパスタに比べて低カロリーなのが嬉しいポイント。ダイエット中の方にもおすすめです。

昔から、腸の掃除を助けることから「体の砂払い」と呼ばれる蒟蒻製品。美容・健康にも高い効果が期待できますよ!

二日酔いや糖尿病にも!身体に優しいところてん


ところてん各種 150円(税込)

蒟蒻・白滝に並ぶ人気の品が、こだわりの天草から作られる寒天商品。”ところてん”は漢字で「心太」と書きますが、これは材料の天草が煮凝る「凝る」=「心」に、“太い海藻”の「太」をあてたものなのだそう。(諸説アリ)現在は白みがかった色をした山内商店の寒天ですが、かつては綺麗な飴色をしていたのだとか。近い将来には以前の色に戻すことも、検討しているのだそうですよ!


冷やし中華ところてん 150円(税込)

ところてんのラインナップは定番の酢醤油に梅紫蘇、中華、黒蜜の4種類。関東では珍しい黒蜜味ですが、関西ではお馴染みの食べ方であるそうです。“中華”味のところてんは、冷やし中華のような醤油ベース。鮮度を保つために薄酢が入っているので、水気をよく切っていただきます。食物繊維たっぷりのところてんは、糖尿病や高血圧などの予防にも効果アリ。二日酔いや暑い日の夏バテ対策にも最適ですよ!

ちなみに「ところてんは箸一本で食べるもの」という話を耳にすることがありますが、これはもともと名古屋特有の風習からくるもの。お箸で摘むと切れてしまうからという説や、保存料などの乏しい時代に傷んでいないかを確認するための作業であったという説、かきこんで食べるものだからお箸は2本も必要ないといった説など様々ないわれがあるようです。

パフェ感覚で!バラエティ豊かなあんみつのラインナップ


あんみつ各種 330円~390円(税込)

普段はあんこを好んで食べることはないという現店主ですが、自社の寒天を活かしながら自分でも食べられるあんみつを作ろうと、バラエティ豊かなメニューを考案しました。黒蜜ベースのオーソドックスなメニューは全部で5種類。フルーツや自家製の蜜を使用した変わり種メニューも5種類ほど販売しています。全てあんこは別添えになっているので、苦手な人はソースのみでもOK。パフェのような感覚で食べることができますよ。あんこが苦手な同行スタッフも、せっかくなのでとあんこ入りに挑戦!フルーツの爽やかさも手伝って、見事苦手を克服できたようです。


チョコクッキーあんみつ 390円(税込)

変わり種メニューのひとつである「チョコクッキーあんみつ」は、ハートと熊のかわいらしいクッキーがトッピングされた、特別感満載の品。ハニーローストピーナツの塩味があんこの甘味を絶妙に引き立たせています。チョコフレークのザクザク食感と白玉のもちもち食感が同時に味わえるのも贅沢ポイント。あまーいオリジナルのチョコレートソースをお好みでかけていただきましょう。食後のデザートとしてもぴったり!コーヒーにもよく合う洋風タイプのあんみつです。


左からあんみつ 350円(税込)と、
マンゴーあんみつ 390円(税込)
 
三代目にあたる現店主。 
日に焼けた肌がよく似合う、筋金入りのサーファーです。

人気商品の「マンゴーあんみつ」は、南国ムード溢れる山内商店らしいメニュー。自家製のマンゴーソースは、マンゴーの王様“アルフォンソマンゴー”を使用するなど原料にもこだわっています。「梅はちみつあんみつ」は、店主のお祖母さまが梅にお砂糖をかけて食べていたことからヒントを得たというもの。店主のちょっとした気付きやアイデアが、新商品誕生のきっかけとなっているようです。お店の商品はテイクアウトがメインですが、店頭には気軽に利用できるベンチ席も設置。お天気の良い日には、食べ歩きも楽しめますよ!

店頭では、5個以上商品を購入するとお得になるまとめ買いサービスも。あんみつや蒟蒻、白滝やところてんなど組み合わせは自由です。オリジナルの寒天はカット前のブロック状でも販売しているので、手土産やパーティーメニューとしてもおすすめです。

オーナーの世界観!夢いっぱいの店舗脇ガレージ

三代目にあたる現店主の山内茂(やまうちしげる)さん。幼少期は学校給食でも山内商店の商品を食べていたそうです。かつては電気関係の仕事に携わっていましたが、20代後半の時に先代が他界したことでお店の将来を託されました。当時は迷いもあったそうですが、「何もアクションを起こさずにお店を失うよりは」と一念発起。自らホームセンターで建材を仕入れ、工場の一部を現在の店舗へ改装しました。

蒟蒻のイメージとは一見かけ離れた南国テイストの店内は、サーフィンが大好きな店主の世界観が反映されたもの。バリ島やオーストラリアにはよくサーフトリップで訪れていたそうで、その際に購入した雑貨などが飾られています。お店の一角には南国の花、プルメリアの鉢植えも。海からちょっぴり遠い荒川区ですが、サーファー店主が営む山内商店を訪れれば、海を近くに感じることができるはずですよ!店舗向かって左側にあるのは、店主の趣味が詰め込まれた夢のようなスペース。ココナッツの香りに包まれた空間に、数えきれないほどのサーフボードが並びます。配達にも利用しているという愛車は、某サーフィン雑誌で店主と共に紹介されたばかり。バイクやマウンテンバイクが所せましと並んだガレージには、男のロマンが溢れています。

もともとは近所の人にのみ卸値に近い価格で商品を提供していた山内商店。美味しくてリーズナブルな商品が最大の魅力です。地域の活性化にも力を入れていることから、区内の様々なおまつりにも出店。ところてん突きなどのユニークなイベントも開催しています。

5年後には創業80周年を迎える山内商店。どんな催しが企画されるのか、今からとても楽しみですね!

山内商店
営業時間 10:00~19:00
定休日:日祝
TEL:03-3894-6463
住所:東京都荒川区西尾久4-8-2
ホームページ http://yamauchishouten.com/


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荒川区西尾久にある蒟蒻・白滝・寒天・餡蜜のお店「山内商店」

昭和24年創業から、75年のも歴史を誇る山内商店。

昔ながらの製法で作られる手作り蒟蒻、ところてん、バラエティ豊かなあんみつなど、基本テイクアウトですが、店頭には気軽に利用できるベンチも設置してあります!

詳しくは、https://arakawa.news(当アカウントのプロフィールリンク)よりご覧ください。

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