「荒川区」というと、昔ながらの下町情緒溢れるお店や街並みのイメージが大きいのではないでしょうか。実を言うと荒川区は今、時代にフィットしたまちづくりや、暮らしを豊かにしてくれるお店やスポットがたくさんある注目のエリアなんです。
ひっそりとした住宅街に突如現れるオシャレなお店。広々とした魅力溢れる公園、リノベーションで新しく息を吹き込まれたような素敵なスポットなど、モノづくりの街・荒川区を支える「暮らしに寄りそうスポット」を探訪してご紹介していくコーナー、それが「荒川くらし探訪」です。
ふらっとにっぽり
日暮里駅前のロータリーを抜け、日暮里繊維街を歩いていくこと約8分。「ふらっとにっぽり」という地域活性化施設が現れます。
実はこの施設、「ふらっとにっぽり」という名前の通り、休憩スペースとして誰でも気軽に、ふらっと立ち寄れる施設なのです。観光スポットでもある日暮里繊維街を訪れた方に向けた観光案内、休憩スペースとしても利用できるほか、区民事務所として窓口事務サービスをここで受けることもできます。
ふらっとにっぽり外観。
施設内、どなたでも利用可能な「おもてなしスペース」。
ふらっとにっぽりの役割はこれだけではありません。
荒川区内外問わずどなたでも利用できる工房施設「ベビーロック・スタジオ」や、ファッション関連の起業支援に特化したインキュベーションオフィス「イデタチ東京」、コワーキングスペース「ツムギバ」など、魅力溢れる取り組みを行っている複合施設でもあります。
ミシンが主役のモノづくり工房「ベビーロック・スタジオ」についてはこちらの記事にて詳しくご紹介しています。是非併せてご覧ください。
今回は、日暮里繊維街から次世代のファッションビジネスを支援する「イデタチ東京」と、コワーキングスペース「ツムギバ」についてのご紹介。イデタチ東京コーディネータの児玉さんにお話を伺いました。
ファッション起業者必見!
インキュベーションオフィス「イデタチ東京」
ふらっとにっぽりの5階にある「イデタチ東京」。ここはファッション関連産業で起業したい方をサポートする起業支援拠点(インキュベーションシェアオフィス)です。ファッションやその周辺産業で起業を目指す人や、会社をさらに成長させたい人に向けて、ビジネスのノウハウやマッチングの機会を提供し、日暮里から羽ばたく起業家や事業者を輩出しようという、ファッションビジネスに特化したモノづくり支援を行っています。2021年2月にオープンしたばかりのイデタチ東京、現在は7事業者の方が入居されています。
イデタチ東京のロゴマーク。
「イデタチ(出で立ち)」の言葉を調べると、装い、みなり、旅立ち、門出、世間に出ること…など、ファッションだけでなく「始まり」の意味が込められているのがわかります。
この場所を通して世に出る方に向けた素敵な言葉ですね。ロゴタイプの後ろに旗めくブルーからパープルへと変わるグラデーションは「夜明けから朝に変わる幕開け」をイメージしているそうで、ディテールからも布の街・日暮里繊維街を連想させる印象的なロゴマークとなっています。
イデタチ東京のように、東京都認定のインキュベーションオフィス(起業や創業をするために活動する入居者を支援する施設)は都内に約80ヶ所ほどあるそうで、同じ荒川区の中では町屋にある「COSA ON(コーサオン)」も該当します。
このような施設が増えることにより、たくさんの起業者や挑戦が増え、街としても成長するきっかけになる。とても前向きな取り組みだと感じました。
イデタチ東京の施設について
イデタチ東京は入居型の施設。22㎡の個室オフィスが4部屋と、テーブルひとつ分のシェアオフィスが5席設けられ、オフィス利用の希望スタイルに併せて選択することができます。
イデタチ東京・内観共有スペース。
22㎡の個室オフィス。
室数・面積 | 個室オフィス4室(各室22㎡)、シェアオフィス5席(各席3㎡) |
使用料(月額) | 個室オフィス ¥50,000 / シェアオフィス ¥10,000 ※その他費用負担あり |
設備 (月額・共益費込み) |
【個室オフィス】電源、電話回線・テレビ端子、機械警備 【シェアオフィス】机・イス、ロッカー、電源、機械警備 【共有設備】休憩・打ち合わせコーナー、Wi-Fi、コピー機、メールボックス、宅配ロッカー、給湯室 |
使用期間 | 最長3年間 ※単年契約。2回まで更新可。 |
共有スペースには打ち合わせスペースやコピー機、宅配ロッカーなどもあり、オフィスに必要な設備は一通り揃っているので、入居してすぐにでも業務を始められそうなのがありがたいですね。
その他にもイデタチ東京ならではの魅力的なサービスが盛りだくさん!ファッションビジネスに特化した手厚い支援についてご紹介したいと思います。
驚きの入居者支援サービス
地域特性もフル活用したインキュベーションスペース
イデタチ東京の入居メリットとしてまず挙げられるのが、「月2回のインキュベーションマネージャーとの面談」です。他の施設でも同様のサービスを行っているところはたくさんありますが、イデタチ東京のように月2回の頻度で面談を行う公的な起業支援施設は少ないようです。この働きはイデタチ東京として「必ず行うこと」として決まっているのだとか。現在入居されている方々からも「やってよかった」と、声に挙がる事が多いそうです。
アパレル、ファッション関連の 書籍も充実した環境で相談することができる。
頻度が多いと「そんなに報告することがない…!」と焦ってしまう方もいるのでは?と感じましたが、面談内容は近状報告だけでもOK。少人数で起業する方はどうしても考えに煮詰まってしまう機会が多いので、相談できる場はとても大事。月2回、必ず顔を合わせてコミュニケーションを取り、ビジネスを前進させることを目的としているのだそうです。
面談者となるインキュベーションマネージャーは週2回、2名在籍。ファッション業界やコンテンツ業界のクリエイター支援実績をもつインキュベーションマネージャーとの相談の中で、起業や経営の支援、アドバイスを受けることができます。
7人のメンター陣による実践的なアドバイス
さらに実践的なアドバイスを受けたいという方はこちら!さまざまな分野で活躍しているメンターとのメンタリングを受ける機会も設けています。
絶賛活躍中のメンター陣による、 実践的なアドバイスをもらえる貴重な機会!
ファッションデザイン、ECサイト運営、中小企業診断士かつアパレルを運営されている方や、大手企業のアパレル実績を持つ方、ファッション関連専門の弁護士、コピーライター、デザイナーなど…さまざまな得意分野をもつプロフェッショナルな方々から、月2回までメンタリングをスポットで受けることもできます。実際に活躍している方々の声を聞くこと、専門的な知識を借りることでより具体的なアイデアや解決策が見出せるのだとか。
入居当時はビジョンがぼんやりしていた方も、このメンタリングで明確化されていったという声も多いそうです。
共有スペースの壁一面には 色々なアイデアが描かれている。
その他にも、
- 施設使用終了後の賃料補助制度
- ファッションセミナー開催
- 入居者同士の交流
- 施設に併設する工房(ベビーロック・スタジオ)の割引利用
- 書籍の閲覧(ファッション・デザイン関連・雑誌、業界紙)
など、起業だけでなくクリエイターとしても成長できるサービスを受けることができます。施設に併設された「ベビーロック・スタジオ」ではレンタルミシンの使用、工房ではパターンメイキングソフトやUVプリンターなどたくさんの機材が揃っているので、その施設をまるごと利用できるのはクリエイターにとって夢のような空間ではないでしょうか?ベビーロック・スタジオの設備やサービスについてはこちらの記事にてご覧いただけます。
まさにファッションに特化した起業支援拠点。入居には審査がありますが、入居すれば使用料(個室:月¥50,000/シェアオフィス:月¥10,000)以上の価値やサービスを受けられるかもしれません。
ファッションビジネスの起業者として、そしてモノづくりを極めるクリエイターとして、イデタチ東京の強みはその立地にも付随します。
約90店舗が軒を連ねる全国有数の布の問屋街「日暮里繊維街」。
冒頭でもご紹介した通り、ここは布の街・日暮里繊維街。
繊維街の真ん中に位置するイデタチ東京は、繊維街にある特性を最大限に活かせる、全国でも珍しい問屋街にあるインキュベーション施設。日暮里発となる世界的なブランドを産むことが、イデタチ東京としての目標になっています。
イデタチ東京、現在の入居者はどんな方?
この施設の最長使用は3年間(単年契約・2回まで更新可能)。
限られた期間の中でファッションビジネスの起業・創業に関して徹底的に学べるこの環境であれば、ご自身にファッションの経験や知識がなくとも、業界に足を踏み込み成功するヒントを掴めるのかもしれません。専門分野だからと諦めず、異業種からのファッションビジネスを挑戦するために入居された方もいらっしゃいます。
取材の際も、共有スペースで作業されている方が。
異業種×ファッションとは?
ファッション自体が”特殊分野”というイメージがあるため、なかなか想像しづらいですよね。具体的にどのような方がいらっしゃるのか伺ったところ、プロダクトデザイナー出身の方、イラストレーターとコラボ事業を行う方、ファッションの学校や業界にいたことがないところから参入した方などもいるようです。この業界は実際にファッションの学校や業界にいたことがないと「足を踏み入れづらい」イメージを持たれやすい一方、業界の中だけではこれまでにない発想やイノベーションが生まれにくく、業界の低迷につながっている側面もあるとか。しかし、衣食住の「衣」である限り、ファッションへ興味・関わりたいという方は多いはず。そんな方にこそイデタチ東京を知って欲しい、利用して欲しいという想いが生まれます。
現在は7事業者の方が入居中、どんな方がイデタチ東京を使っていらっしゃるのでしょうか?入居者の方を一部、ご紹介します。
EBRU Inc.
ルミネとWWDの主催する「ファッション&ビューティ 業界の明日を創り出すNEXT LEADERS」に 選ばれた代表の佐藤 怜さんの記事。
EBRU Inc.は色彩豊かで流動的に変化するこの世界を、マーブリングを用いて多種多様に表現する集団です。3人の共通するバックグラウンドである工芸を軸に、アート・音楽・ファッション・デザインなど、カテゴリーや表現、素材を自在にマーブルさせ、世界を豊かにするモノを生み出します。
Bluetoothイヤホン・イヤーモニターブランド「EARMIND」は、 EBRU Inc. の新たな試みであり、音楽をより豊かに楽しむためのデバイスを開発しています。
EBRU Inc. HP>https://www.ebru.jp/
PROFILE
先山 絵梨:1994年、兵庫県生まれ。2017年に金沢美術工芸大学 美術工芸学部 工芸科 陶芸コース卒業。その後、特殊造形・メイクの専門学校で学ぶ。主に特殊造形を専門に、様々な素材や立体物の製作に携わる。International talents support 2020アクセサリー部門ファイナリスト・Swatchアートワーク賞受賞。
佐藤 怜:1991年、岩手県生まれ。2017年に金沢美術工芸大学 工芸科 染織コース卒業。その後、イタリアにファッションアクセサリーを学ぶためにMA留学。テキスタイルメーカーで経験し帰国。2016年 神戸ファッションコンテスト 特別賞。International talents support 2020 アクセサリー部門ファイナリスト・Swatchアートワーク賞受賞。
田邊 樹美:1991年、東京都生まれ。2017年に金沢美術工芸大学 工芸科 陶芸コース卒業。卒業後、食器の商社で企画に携わる。2016年 日本クラフト展 学生賞。International talents support 2020 アクセサリー部門ファイナリスト・Swatchアートワーク賞受賞。
EBRU Inc.の入居者インタビューはこちら
HOUGA
2022年の「装苑」7月号、 吉田ユニさんの連載「PLAY A SENSATION」にて、 秋元梢さんがHOUGAのドレスを着用しています。
“Unbirthday Party Dress”
365日分の364日、自分が萌芽する。
HOUGA HP>https://houga.jp/
PROFILE
石田 萌:慶應義塾大学文学部美学美術史専攻、エスモード・ジャポン東京校卒業。第86回装苑賞佳作1位、第11回YKKファスニングアワード優秀賞受賞。
アパレル企業でレディースの企画を経験し、出産を機に退職。2019年春夏シーズンから『HOUGA』をスタート。
HOUGAの入居者インタビューはこちら
FavorKnits
2020年「日暮里ファッションデザインコンテスト」にて グランプリ受賞した市勢善浩さんが代表を務める FavorKnitsのニットジャケット。
「人生を愉しむ男の極上ニットジャケット」
成型テクニックを駆使した立体的なシルエットにより、すっきりとした見映えと着心地の良さを両立したメンズニットジャケットがメインアイテムです。実際の大人男性の体形データに基づいた製品設計を行います。平日も休日も、ビジネスでもプライベートでも着て頂ける商品を目指します。
FavorKnits HP>https://store.favorknits.co.jp/
PROFILE
市勢 善浩:アパレル企業経験35年、マーチャンダイジング経験30年、ニット専門学校就学1年のノウハウ・アイデアを生かし、アパレルビジネスの新モデルを実現すべく創業を決意。日本製に拘ったモノづくりに努め、横編みニット製品の新商品を日本、世界に送り出します。
FavorKnitsの入居者インタビューはこちら
イデタチ東京は9月15日より
新たな入居者募集開始!
イデタチ東京では2022年9月15日より新たな入居者の募集が始まります。この募集は2023年2月入居の募集スケジュールとなっており、詳細はイデタチ東京公式HPより確認できますので、アパレル起業に興味のある方はぜひご覧ください。
入居条件は起業5年未満の方。学校を卒業し、すぐ入居したという方もいらっしゃいます。一番下は20代、上は50代の方まで幅広い年齢層。イデタチ東京卒業後にアトリエやオフィスを構える相談には、東京R不動産や公的相談センターが乗ってくれるルートもあるとか。企業としての独り立ちまでの手助けを受けることもできます。
業種に関わらず起業の初めの窓口は
コワーキング「ツムギバ」へ!
ふらっとにっぽりではイデタチ東京の他にこんな場所もあります。
起業したい人・起業した人・起業仲間と出会いたい人のための日暮里繊維街のコワーキングスペース「ツムギバ」。こちらは、ふらっとにっぽり3階の一部を活用したアイデアを紡ぎ出す、共創の場として利用されています。
可愛らしいイエローのロゴマークは 「糸と針」をイメージしたもの。
テーブル席の他にソファ席もある明るい空間。
電源設備、Wi-Fi、起業関連の書籍の閲覧など。テレワークでの利用や、繊維街にお買い物にきた際の作業場としての利用も大歓迎とのことです。さらに無料の会員登録で、定期イベントの参加やコーディネータからのサポートを受けることもできます。
開設時間 | 毎週月水金曜 10:00~17:00(年末年始を除く) |
使用料 | 無料 |
座席数 | 12席(現在は感染対策として席数を間引いて8席での営業) |
サービス | コワーキング / 電源 / Wi-Fi / 書籍閲覧 |
無料会員登録で受けられる
3つのサービス
会員登録をするとさらにこんなサービスを受けることもできます。
- 定期開催している会員限定イベントへの参加
- マッチングボードの利用
- コーディネータと起業アイデアの壁打ち
マッチングボードとは、起業関連の情報や人をつなぐ掲示板です。
人と人を繋ぐマッチングボード。
企業に関して、「私はこんな人を探しています」「こんな情報を持っています」という発信をする人と、その情報にレスポンスする人の掲示板です。
- プロジェクトを進める上で誰かのサポートがほしい
- 仲間を見つけたい
- 支援者とつながりたい
- 自分のスキルや知識を活かして人の役に立ちたい
- 起業を支援したい
- プロジェクトを支援したい
…など、
サポートを受けたい方と、サポートしたい人をツムギバを通してマッチングさせるシステムです。利用希望の方は、ツムギバ開設中に常駐のコーディネータに声をかけてみてくださいね。
ビジネスや起業に関する たくさんの本の閲覧もサービスのひとつ。
受付にはスタッフが常駐しています。
壁打ちとは、起業アイデアがまだ固まっていないけれど誰かに聞いてほしい、もやもやとしたアイデアを整理したい方のために、コーディネータがアイデアを聞き、質問をして、相談者の中にある答えを見つけるサポートです。壁打ちの利用は来館による当日予約が必要です。ツムギバWEBサイト内のお知らせをチェックしてから足を運ぶことをお勧めします。
ツムギバでは城北信用金庫さんの協力で、創業融資などの相談もできるそうですよ。起業関連で相談の窓口をお探しの方は是非一度ツムギバに訪れてみてください。
いかがでしたでしょうか?
古くから問屋街として栄えた日暮里繊維街。
そこに新たに誕生したふらっとにっぽり。
ここには従来の日暮里が持つ特徴・良さを新たな起業・創業に繋げる取り組みがありました。
荒川区日暮里発のブランドが世にたくさん生まれ、たくさんの人に愛される企業となっていく未来が楽しみですね。
イデタチ東京
Facebook:https://www.facebook.com/idetachitokyo/
Twitter:@idetachitokyo
Instagram:@idetachitokyo
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCAgH6xEA6c-MY2vENpGDeuQ
note:https://note.com/idetachitokyo/
HP:https://idetachi.com/
住所:東京都荒川区東日暮里6-17-6 荒川区立日暮里地域活性化施設(ふらっとにっぽり)内 5階
ツムギバ
開設時間:毎週月・水・金曜 10:00~17:00(年末年始を除く)
Facebook:https://www.facebook.com/tsumugiba.nippori/
Twitter:@tsumugiba
HP:https://tsumugiba.com/
住所:東京都荒川区東日暮里6-17-6 荒川区立日暮里地域活性化施設(ふらっとにっぽり)内 3階
以前、荒川探訪にて「ベビーロック・スタジオ日暮里」「日暮里繊維街」や「ふらっとにっぽりの大階段」に関しての記事をご紹介させていただきました。併せてぜひご覧ください。
モノづくりの街・荒川の地域情報サイト「荒川探訪」では、荒川区の気になる情報をご紹介しています。
もし、荒川区の耳寄り情報や皆さんのオススメのお店などご推薦がありましたら、ぜひお気軽に荒川探訪編集部まで情報をお寄せください。もちろん、自分のお店を取材して欲しい、話を聞いて欲しいというご依頼も大歓迎です!
荒川探訪への情報提供・掲載依頼はお問い合わせフォームからお願いします。
これまでに取材したお店などのスポットは荒川探訪マップにまとめています。付近の散策や荒川探訪ルートを考えたりするのにぜひご活用ください。
荒川探訪のSNSもチェック!
各種SNSの「荒川探訪」アカウントへの投稿、コメント欄への書き込みでもOKです。
Facebook:https://www.facebook.com/ara.tanbou
Instagram:https://www.instagram.com/arakawa.news
Twitter:https://twitter.com/arakawanews