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「日暮里繊維街」レポート!

「日暮里繊維街」
日暮里駅から日暮里中央通りを中心に、繊維資材・革・付属・ボタン・型紙・縫製・アクセサリー等の様々な専門店が軒を連ねる「日暮里繊維街」。
大正から昭和の終わり頃までは問屋街として、地方の専門業者さんに卸売りをするお店が建ち並ぶ街でした。しかし、時代の変化と共に小売り対応するお店が増え、ファッション・手芸・モノづくりを楽しむ方々が材料を探しに訪れる街になったのだとか。また、近年では海外から訪れる方も増え、世界中の方々に愛される街として注目を集めています。
今回は、そんな日暮里繊維街に私たち荒川探訪編集部も訪れてみました。

山手線をはじめとした、多くの路線が通る「日暮里」は、荒川区の中でも都会的なイメージ。日暮里駅から日暮里中央通りを中心に両側約1キロにわたり続く「日暮里繊維街」には、約90店舗ものファッションや手芸に関する専門店が立ち並びます。私たちが訪れた日は、平日のお昼時、あいにくの天気でしたが、それでも絶えず人が歩いている印象でした。
日暮里繊維街の全加盟店舗をご紹介したいところですが、今回は約90店舗の中から、ハンドメイドやファッションがお好きな方以外にも、私たちのようなふらっと観光目的で訪れる日暮里繊維街”初心者”も楽しめる、おすすめのお店をご紹介します。


荒川探訪Pickup!! その① :(株)齊藤商店

日暮里駅から少し歩いた、通称”奥日暮里”にある「(株)齊藤商店」さん。
店内に入ると、綿や麻、ウールなどの天然素材からポリエステルやナイロン素材まで、たくさんの生地が壁一面に並んでいます。
お店には絶えずお客さんが入っており、たくさんの方が布を使ってモノづくりをされているんだなと改めて感じました。

壁一面に並ぶ生地

素材ごとに並んでいるので、生地について詳しくない私たちでも、「この生地の洋服かわいいだろうな」など想像しながら楽しく見ることができました。

素材ごとに並ぶ生地

そして店先には、3年前に齊藤商店にやってきたというかわいい猫ちゃんが。


お店の入り口でお客さんをお出迎え
齊藤商店の看板猫「チャッピー」

「お顔の模様がチャップリンみたいだから」という理由でチャッピーと名付けられたそうです。
齊藤商店に訪れた際は、チャッピーにご挨拶してみてくださいね。

(株)齊藤商店
営業時間:月~金10:00~17:00 土10:00~16:00
定休日:日曜・祝日
住所:東京都荒川区東日暮里4-33-3
電話番号:03-3803-4007
FAX:03-3803-4008
WEB:https://nippori3110.wixsite.com/saitoshoten

荒川探訪Pickup!! その② :On-travelling

刺激的な素材とアイディアをあつめた、表現者のための表現者によるパーツショップ「On-travelling(オン・トラベリング)」さん。
レンガ風のタイルが可愛らしい建物の中には、世界の刺繍をモチーフにしたオリジナルのワッペンや、ボタン、アクセサリー、アフリカンプリントの布など、見ているだけでわくわくするような商品が盛りだくさん。衣装デザイナーさんやファッション関係の学生さんなどが多く訪れるそうです。


所狭しと並ぶパーツたち

左上:オリジナルのワッペンやボタン
右上:アフリカンプリントの布
左下:オリジナルデザインのアクセサリー
右下:お菓子のようでかわいいボタン

ワッペンなどももちろん素敵ですが、私たちが気になったのは直径6センチの大きなボタン。
このボタンはヤシの実の硬い部分を使ってできていて、小さいサイズのものはシャツのボタンなどによく使われているそう。ヤシの実の繊維が見えたりカーブ感など個体差があったりするのも、天然の素材ならではの面白さです。エポキシ樹脂で色付けしたカラフルなヤシの実ボタンは、鞄につけたりアクセサリーにしたりしても素敵。お気に入りを見つけてみてください。


直径6センチのヤシの実ボタン
 
ヤシの実ボタンの裏側

On-travelling(オン・トラベリング)
営業時間:11:00~18:00
定休日:日曜・祝日(他のお休みはインスタグラムでご案内)
住所:東京都荒川区東日暮里5-25-1 今村ビル
電話番号:03-6426-0958
FAX:03-6806-5208
WEB:https://on-travelling-designs.com/shop/
Instagram:@ontravelling


荒川探訪Pickup!! その③ :木版プリント humongous

インドの伝統技法・木版プリントの専門店「humongous(ヒューモンガス)」さん。
木版プリントとは、手のひら大の木版をひとつひとつ手押しして、生地を染め上げる技法です。版と版の「つなぎ」や染料の「ゆらぎ」は木版プリントの証。使い込むごとに豊かになる風合いも魅力の一つだそうです。


店内に置かれている木版

humongousオリジナルや日本人デザイナー(admiさん など)のもの、インドの伝統柄をアレンジしたものなど、新しい感覚で日常になじむデザインの生地が取り揃えられています。
また、インドで買い付けをしたボタンやオリジナルのパーツなど、個性豊かなクラフト材料もあり、どれにしようか迷ってしまいます。
ほんわかした優しい空気感の店内は、いるだけでなんだか癒される空間でした。


店内の様子

本棚に並ぶ本のように綺麗に並んでいる生地たち

humongous(ヒューモンガス)
営業時間:10:30〜17:00
定休日:日曜・祝日(お盆・年末年始)
住所:東京都荒川区東日暮里3-28-4
電話番号:03-6316-9707
FAX:03-6316-9707
WEB:https://shop.humongous-shop.com
Instagram:@humongous_prints
Twitter:@meg_humongous
Facebook:@humongous.blockprints


荒川探訪Pickup!! その④ :E & SON FABRIC

希少性の高いインテリアファブリック(カーテン、クッション用などの生地)、タッセル、ブレード(服や小物の縁などに使われる飾り)など、日本ではあまり見られないデザイン性と豊富な種類を取り揃えるインテリアファブリックショップ「E & SON FABRIC(イーアンドソンファブリック)」さん。
好きな生地を選び、オーダーカーテンを作ることもできます。
アメリカやヨーロッパの生地や、インドのブレード、糸から選んでデザインしたオリジナルのタッセルなど、店内の商品は代表のサムスルー・アラーム・モントさんとデザイナーさんが世界各国からセレクトしてきたものなのだとか。
インテリアファブリックと言ってもお洋服に使用することも可能だそうで、この日はアメリカのカーテン生地で仕立てたジャケットを見せていただきました。生地の柄が素敵なのはもちろん、裏地との組み合わせなど、こだわりが詰まっていてとても素敵でした。


パイナップル柄のインテリアファブリックで仕立てたジャケット

裏地には、動物の柄がプリントされたスペインのレース生地を使用していました

そして、E & SON FABRICは、「E & SON TRIM」、「E & SON Décor」、「ETSUKO TRIMMING」という姉妹店が近くにあります。
こちらも素敵なお店でしたのでそれぞれご紹介します。

E & SON TRIM

 

上:外観(看板にDecorとありますが、こちらは「E & SON TRIM」です)
左下:クッションカバー
右下:お手持ちの服やバッグにつけたり、衣装の装飾にも使えるパーツ

E & SON TRIM(イーアンドソントリム)では、インテリアファブリック、ツイストロープ、モチーフや各種パーツなど様々な商品が並んでいます。
クッションカバーのようなすぐに使えるアイテムもあるので是非立ち寄ってみてください。

E & SON Décor



上:豪華なタッセル
左下:バックにつけるのにピッタリサイズのタッセルやアクセサリー
右下:好みのタッセルをパーツとして使って、
ピアスなどのアクセサリーにするのも可愛いよと教えてもらいました!

E & SON Décor(イーアンドソンディコアー)では、主にタッセル、ブレード類を多く取り扱われています。
お部屋の飾りやバッグにつけたりタッセルを使ってアクセサリーを作ったりしたいなと想像が膨らみます。

ETSUKO TRIMMING

 

上:ピンクの壁と色鮮やかな柄がピッタリ
左下:ずらりと並ぶ細めのブレード
右下:キラキラ可愛いボタンたち

ETSUKO TRIMMING(エツコトリミング)は、インドやバングラデシュから仕入れたブレードやボタンなどの装飾品を数多く取り揃える専門店です。
鮮やかなピンクの壁いっぱいに並ぶカラフルなブレードは、見ているだけでも心躍ります。
お店の方が着けられていた、ブレードを使って作ったピアスもとても可愛くて、思わず真似したくなってしまいました。
ブレードは1メートル100円で購入できるものから幅広で刺繍が入った豪華なものまで様々な種類があります。
お手頃価格で購入できるものもあるので、初心者の方や学生さんにもおすすめです。

E & SON FABRIC(イーアンドソンファブリック)
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜・祝日
住所: 東京都荒川区東日暮里5-45-12 いかるがビル202
電話番号:03-3807-3169
FAX:03-3807-3169
WEB:https://www.e-son-fabric.com/
Instagram:@eandson_fabric

いかがでしたでしょうか?
今回は日暮里繊維街の中のごく一部のご紹介ではありますが、昔から続く歴史を感じつつ、新しいものを生み出していく素敵な街でした。
普段モノづくりをされる方もそうでない方も楽しめると思うので、是非訪れてみてくださいね♪
この記事の他にも、日暮里中央通り沿いにある「ふらっとにっぽり」の紹介もしています。こちらも併せてご覧ください。

日暮里繊維街 https://www.nippori-senigai.com/

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荒川区西尾久にある蒟蒻・白滝・寒天・餡蜜のお店「山内商店」

昭和24年創業から、75年のも歴史を誇る山内商店。

昔ながらの製法で作られる手作り蒟蒻、ところてん、バラエティ豊かなあんみつなど、基本テイクアウトですが、店頭には気軽に利用できるベンチも設置してあります!

詳しくは、https://arakawa.news(当アカウントのプロフィールリンク)よりご覧ください。

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