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【荒川区町屋】荒川グルメ探訪|様々な世代の人が集う憩いの場「バー いそむら」

荒川区民に「荒川グルメといえば?」と尋ねると、多くの人が「もんじゃ焼き」と答えます。
荒川区はもんじゃ発祥の地ですよ、と区民は聞かされて育つのですが、都内に住む多くの人は「もんじゃ焼きと言えば月島(東京都中央区)」と思っていることでしょう。発祥であろうがなかろうが、荒川区のもんじゃは美味しい。下町の雰囲気も含めてもやはり一番美味しいのです。
食の楽しみ方はひとぞれぞれ。特別な何かは無いけれど、ちょっと個性的だったり、変わっていたり、ほっとひと息つける場所。そんなモノづくりの街・荒川を支える「荒川グルメ」を探訪してご紹介していくコーナー、それが「荒川グルメ探訪」です。

バー いそむら

東京メトロ千代田線、町屋駅。1番出口を出て横断歩道を挟んだすぐ目の前に、少し不思議なかたちをしたビルがあります。そのビルの5階からは毎夜笑い声と楽しそうな会話が聞こえてくる…。
今回は「これぞ下町!」と言えるお店、「バー いそむら」をご紹介します。

「バー いそむら」が入るビルの外観。看板の多さとスモークガラスが、下町の雰囲気を醸し出す


友人を繋げる場所

2023年6月にオープンしたバー いそむら。店主の磯村さんはこう語る。
「2020年のコロナウイルスの影響で、当時町屋の飲食店のほとんどが早仕舞いするようになってしまったんです。そんな現状を見ていて、やっぱりここは地元だし、同年代の仲間たちには元気でイキイキとしていてほしい。お店を始めようと思ったのはその影響が1番大きかったですね。」
町屋で生まれ育ち、前職も町屋のアパレルショップ店長や運送会社に勤めていた磯村さん。自身の友人や仲間たちが2軒目に来て、別々の友人同士が同じ空間で楽しく会話をしながら、お酒を飲める場所を提供する。それが何よりもやりがいを感じるそうです。

コンクリートむき出しの壁床と大きなカウンターが特徴

町屋の夜景が”少し”見れる立ち飲み席


店名の由来

数あるBARの店名の中でも、ここまで英語を使わないシンプルなネーミングはめずらしい。むしろ店名を考えることを放棄した感じさえする…。なにが磯村さんをそうさせたのか。
「母が30年ぐらい湯島でスナックをやっていたんです。その名前が【スナック いそむら】。子供ながらに一所懸命働く母はかっこよくて、親孝行じゃないけど意思を継いでいこうと思ったんです。お店のロゴも【スナック いそむら】のものをそのまま、スナックの部分をバーに変えただけですね。 このダサい感じがB級感あっていいでしょ?(笑)」
お店の売上は店主の雰囲気で決まる。そんな名言を聞いたことがあります。笑いながらお店のことやお母様のことを誇らしげに話す磯村さんからは確かな愛が感じられ、まさにこの人間性がそのままバー いそむらの看板メニューとなっていることを体感しました。

店名の由来を話す磯村さん

お店入口の看板

仲間の応援もやりがいの1つ

店内を見回すと必ず目に留まるのが「バスケットグッズ」と「ショーケースに入った洋服」。店内は磯村さんが好きなものが飾られています。
きれいに並んでいる洋服は以前磯村さんが店長を勤めていたアパレルブランド「M」のアイテム。
「Mは自分の同級生が運営しているブランドです。以前お店を任されていたというのもあるけど、やっぱり仲間のやっていることだったり、頑張っていることは応援していきたい。」
Mの商品は実際にバー いそむらでも購入可能とのこと。お酒を飲みながら洋服を買えるのもバー いそむらの楽しみ方の1つです。

ショーケースには「M」のアイテムがズラリ

ちょっとしたところにバスケグッズが!


イチオシ!ジャワティハイ

バー いそむらはあくまで2軒目でしっぽり飲むお店。お客様は1軒目で食事をしてこられるから、食べ物は乾き物や缶詰、駄菓子のみ。お酒も特にめずらしいものはないらしい…。そんな”下町スタイル”を貫く磯村さんに、おすすめのメニューを伺ってみました。
「ジャワティって知っていますか?自販機ではもう見かけなくなってしまったんですけど。知り合いのBARでジャワティハイを飲んで、それがすごく美味しかったんです。それをそのまま提供しているので、看板メニューなんてものではないんですけど、男性はもちろん、女性のお客様からも人気ですね。」
試しに飲んでみたところ、ジャワティ独特のスッキリした口当たりと、どことなく懐かしい味わい。ガブガブ飲めてしまうお酒なので、この記事を読んで来店される方は、くれぐれもご注意を!

ジャワティを取り出す磯村さん

カウンターに並ぶ缶詰


町屋を盛り上げるお店

オープンから僅かでも、磯村さんの厚い人望と持ち前の明るいトークで、友人の方々はもちろん、新たな出会いの中から足繁く通われるお客様もいらっしゃるそうです。
最後に、その出会いの中で磯村さんが感じたことを伺ってみました。
「町屋はもともと工業地帯で、少し前までは駄菓子屋とか歴史あるお店があったんです。時代とともに減っていってしまいましたが、その分、若者も少しづつ増えてきました。そんな若い世代に少しでも”町屋らしさ” “下町らしさ”を感じていってほしいですし、楽しめる空間づくりをしていきたいです。」
現在は、毎月末の金曜日に友人のDJを呼んで、音楽を聞きながらお酒を楽しめるイベント「LOCAL NIGHT」を開催し、若い世代が町屋に来やすい環境をつくっているのだとか。

お酒をつくる磯村さん

仲間の繋がりを大切にし、人が人を呼ぶ町屋の名物スポット、バー いそむら。
1人でも友達と一緒でも、そこには温かく迎えて入れてくれる店主の姿があります。

町屋にお越しの際は、是非お立ち寄りいただき、オススメのジャワティハイを楽しんでいってください!

バー いそむら
営業時間:20:00~翌 03:00
定休日:不定休
※営業時間・定休日 等のご確認は、下記Instagramアカウントよりご確認ください。
Instagram:@bar_isomura
住所:東京都荒川区町屋2-1-14 町屋プラザビル5階 B号室


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荒川区西尾久にある蒟蒻・白滝・寒天・餡蜜のお店「山内商店」

昭和24年創業から、75年のも歴史を誇る山内商店。

昔ながらの製法で作られる手作り蒟蒻、ところてん、バラエティ豊かなあんみつなど、基本テイクアウトですが、店頭には気軽に利用できるベンチも設置してあります!

詳しくは、https://arakawa.news(当アカウントのプロフィールリンク)よりご覧ください。

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