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【荒川区南千住】伝統技術を肌で体験しよう!大正2年に創業された「泪橋大嶋屋提灯店」で手書き提灯作り。

ミニ江戸手描き提灯製作体験

今回、荒川探訪編集部は南千住の「泪橋大嶋屋提灯店」さんでミニ江戸手描き提灯製作体験をしてきました〜!
大嶋屋さんは「南千住駅」から徒歩5分の場所にあります。
南千住駅はJR常磐線、日比谷線、つくばエクスプレスの3つの路線が交差する要所であり、利便性も高いことから近年ではファミリー向けのマンションも多くなりました。また、ショッピングモールの「LaLaテラス南千住」や大型ホームセンターもあることから、日常の買い物から娯楽まで幅広く利用することができる様々な施設が駅周辺に集まっています。その上、隅田川沿いに位置するJ R貨物列車専用の「隅田駅」もあり物流拠点としての重要性も高い場所でもあります。

泪橋の由来とは

大嶋屋さんに到着〜

大嶋屋さんの店名についている「泪橋」とは地名に由来します。かつてこの地が罪人たちにとっての今際の場所でもあり、家族との別れの際に涙を流したことにちなんでその名前が付けられたそうです。様々な歴史的背景もある南千住駅周辺は、訪れる人々に様々な魅了を感じさせてくれます。

大嶋屋とは?

大きな提灯がお出迎え!

大嶋屋提灯店さんは大正2年に創業された老舗です。実は「大嶋屋」の屋号がついた提灯店は他にもあり、その中でも泪橋店は荒川区を代表する提灯店として知られています。

お店に入ると、壁にずらりと並べられた提灯がとても迫力があります!
スマートフォンと連動させて使う新しい提灯「OTOCHOCHIN」

大嶋屋では、長形や御用(卵)形、丸形など様々な形状の提灯を作っています。これらは結婚祝い開店祝いなどのお祝い事に利用されるものです。祭礼やお祭りの看板でよくみかける大きな提灯は「高張提灯」というものだそうで、私たちが訪れた時も職人さんが大きな提灯を抱えながら筆を走らせていました。さらに、歌舞伎小道具などの提灯以外の商品も扱っており、幅広いニーズに対応し、豊富な品揃えがこのお店の特徴です。
今回私たちが体験したミニ提灯は弓張(ゆみはり)提灯というものです。竹弓を使用して提灯を固定することで、ろうそくの火をつけたまま床に置くことができ、激しい動きでも倒れません。
さらに、写真にあるOTOCHOCHINというスマートフォンと連動させて使う新しい提灯なども製作されています。

下書きされた字をなぞっていきます〜

体験の申し込みはとっても簡単!大嶋屋公式ウェブサイトから体験予約をし、メールのやりとりで提灯に書きたい漢字をお伝えするだけ。私たちは「荒川」「探訪」の2つをお願いしました。体験費用は、1つの提灯で3,000円!材料費込みとなっているので、とってもお手軽に体験ができます♪
ウェブサイトでは、文字の下書きも作業の一部になっていましたが、実際に体験に行った際には職人の方が既に下書きを済ませてくださいました。私が下書きの必要性について尋ねると、職人の方は「お客さんから文字の下書きが難しいとの声が多かったため、下書きの作業はお店側で行うようになりました」とおっしゃっていました。
本格的な江戸文字を書いてもらうことで、提灯の迫力が違います…!

いざ体験開始!!

下書きの字をなぞって太くしていきます〜

まずは、その下書きをなぞるように細筆で縁取りをしていきます。
江戸文字は、線が太く隙間がないことから、相撲や歌舞伎の満席を祈願したとされています。そのため、漢字の一部が繋がっていたり、隙間が数ミリしかないところを細筆でなぞる作業はかなり集中しました。ついつい無言に…
実際に体験すると、一線をなぞるのにもはみ出ないようにと緊張で、手がプルプル震えます。

塗料のカラーバリエーションの多さに驚きます!
つい、夢中になって作業…

文字をなぞる作業が終わると、次は縁取りの中を塗っていく作業に移ります。鮮やかなカラーバリエーションの中から荒川探訪カラーの緑をチョイス!伝統的な江戸文字に可愛らしさが加わり、従来の提灯とは雰囲気が変わります。

塗っている最中は、和紙が破れたりするのではという不安もありましたが、実際塗ってみると、塗料の乾きが早く、色むらもない!とても綺麗な仕上がりになりました!初心者でも失敗しにくいので安心です。

「荒川」「探訪」の二つの提灯が完成!!

文字の縁取りと色付けだけで品のある仕上がりに。
昔ながらの伝統工芸品の素晴らしさはそのままに、鮮やかな色彩から現代の要素が加わった提灯のカッコよさに感動しました。自分好みのオリジナル提灯の完成です!

体験を終えてみて

職人さんと同じ空間での作業は少し緊張感が漂います…!
顔より何倍も大きさのある提灯を間近で見ることも

失敗したら嫌だなーと思い「失敗した場合、最初からやり直すことはありますか?」と尋ねてみました。すると、「ちょっとした失敗ならその部分に和紙を貼って修正することはあります。でも、大きい失敗の場合は最初からやり直すこともあります。」と教えていただきました。
やり直しの作業はリスクが高いですが、それでも職人さんの凄さを改めて実感しました。
また、私たちはミニ江戸手描き提灯の製作に約2時間かかりましたが、職人さんは数倍も大きい提灯を1日に何個も作成されていました。1つの提灯を作りあげる過酷さや、昔から受け継がれてきた提灯の技術に感動します。

さいごに

職人さんと同じ空間で作業できることに感動しました

江戸手描き提灯体験と聞くと、初めは難しそうに感じる方が多いかと思いますが、体験では気軽に制作することができるのでとてもオススメです!
また職人さんが普段作業している様子を間近で見れたことも、大変貴重な体験でした。
荒川区の下町でさらに長く続いてほしい泪橋大嶋屋提灯店へ、旅行の思い出やお土産、贈り物に是非立ち寄ってみてくださいね〜♪

 


泪橋大嶋屋提灯店
TEL/FAX:03-3801-4757
住所:〒116-0003 東京都荒川区南千住2-29-6
営業時間:9:00-18:00
定休日:日曜祝日
web:https://www.namidabashi.com/

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荒川区西尾久にある蒟蒻・白滝・寒天・餡蜜のお店「山内商店」

昭和24年創業から、75年のも歴史を誇る山内商店。

昔ながらの製法で作られる手作り蒟蒻、ところてん、バラエティ豊かなあんみつなど、基本テイクアウトですが、店頭には気軽に利用できるベンチも設置してあります!

詳しくは、https://arakawa.news(当アカウントのプロフィールリンク)よりご覧ください。

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