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オフィスサニーの支援教材体験会「できるびよりフェスタ2026」

浜松町で開催!

おなじみのアイテムが勢ぞろい

今回の荒川探訪では、先日お知らせした「できるびよりフェスタ2026」の様子をご報告します。「できるびより」とは荒川区の企業である 株式会社オフィスサニー が展開する、支援教材・グッズのブランド。荒川探訪ではこれまでにも2度にわたり、それらの教材を実際に体験できる支援教材体験会の様子をご紹介してきました。

今回開催された「できるびよりフェスタ」は、通常の体験会を拡大した特別イベントとして、2025年に初めて開催されたもの。2年目となる今回も、会場である東京都立産業貿易センターに到着すると、たくさんの親子連れがわくわくした面持ちで開場を今か今かと待ち構えていました。同イベントでは、通常の体験会で紹介している他社の教材や文具メーカーも「企業出展」として参加。これまで展示にとどまっていた製品も、ここではメーカーから直接説明を受け、その場で購入できる機会が設けられています。今回出展したのは11の企業と2つの団体。なかには、このイベントのために遠方から駆け付けた企業もあるそうです。これまでの「できるびより」で、代表の高橋さんご夫妻が紹介していたグッズが、あちらにもこちらにも!見覚えのある商品が一堂に会する光景に、思わず胸が高鳴ります。

ソニックの「忘れ物チェッカー」をはじめとした
お役立ちグッズの数々。
ドイツの文具メーカー「ファーバーカステル」の
「カラーグリップ水彩色鉛筆」。
お子さんにも使いやすい設計です。
シカクいヘッドで、角までキレイに塗れる!
KOKUYOの「カクノリ」

専門家による研修会と

楽しいワークショップ

できるびよりフェスタの大きな魅力のひとつが、専門家による研修会を受けられること(※要事前予約)。今回は、各分野の専門家による3つの発達支援研修会が開催されました。

荒川探訪スタッフが参加したのは、認定作業療法士/佐藤匠先生による「読み書き支援教材の必要性と具体的な活用法」。会場はメイン会場から離れた第二会議室です。会場には小さなお子さんを連れた保護者の姿や、学生と思われる若者グループの姿も。朝一番の回にもかかわらず満員となり、来場者の関心の高さが伺えました。

数多くの事例を見てきた専門家ならではの視点で、支援教材の必要性を丁寧に解説。配布資料をもとに、具体例を交えながらわかりやすく説明が進みます。「読み書きが苦手」と一言で言っても、その背景はさまざま。筆記具をうまく持てない、力加減が難しい、集中が続かない、文字そのものに興味が持てない…など困りごとは一人ひとり異なります。

同時に、それを支える保護者や教職者側の悩みにも目を向けます。「みんなと同じように伝えているのに、なぜ伝わらないのか。」「家でどこまで取り組むべきなのか。」「怠けているのとは何が違うのか。」そうした葛藤に寄り添いながら、佐藤先生は語ります。

「リハビリとは、人だけでなく“環境”を作っていくこと」

現在広く流通している教材は、統計をもとに多数に適応する形で作られているのはやむを得ないこと。しかし、子どもに合った道具や教材を選択できれば、学習効果は確実に高まるといいます。一般的に「良い」とされているものを使えばよい、というわけではなく子どもの能力や特性など、どこに手入れが必要なのかを見極めること。そのうえで、適切な教材を選んでいくことが大切だと語ります。

ここで紹介されたのは、
・盛り上がりのある特殊な印刷を使った
「手指で感じる凹凸書字ドリル」
「凹凸かんじドリル」
・自分ではみ出しに気を付けながら塗れる
「手指で感じる凹凸ぬりえ」
・えんぴつの動きが手指でしっかりと感じられる
「魔法のザラザラ下じき」
・表面の凹凸がすべり止めの効果を発揮し、折りやすい
「魔法のピタットおりがみ」
・読み飛ばしを防止し、読書のストレスを軽減する
「楽よみ!しおり」
・読み書きの力を育てる
「意味のある漢字カード」

いずれも、これまで荒川探訪でもたびたびご紹介してきた「できるびより」のグッズの数々です。優しく穏やかな語り口のなかに、確かな芯を感じさせる話しぶり。参加者とともに考えていこうとする姿勢が、随所から伝わってきました。

ほかにも、
星槎大学大学院教授 阿部利彦先生による
「『援助を求める力』を大切にする支援」に、
作業療法士 東恩納拓也先生による
「DCD(発達性協調運動症)の理解と関わり方」
といった研修会を開催。いずれの回も多くの参加者が集まりました。

道村静江先生による「ミチムラ式漢字カード」の、使い方ワークショップも大人気の催し。午前は低学年向け、午後は高学年向けと二部構成で実施され、たくさんの親子連れが訪れました。こちらも満席となり、荒川探訪スタッフは会場後方から見学することに。

漢字の成り立ちや覚え方を、子どもにも分かりやすく解説。「できなくてもよいことがある」、「無理してやらせない方がよい場合もある」と前置きしながら、「もう少し背中を押した方が良いのか」その判断材料を丁寧に示していきます。ただやみくもに暗記するのではなく、漢字の構成を理解することが大切。サ・ツ・ワ・ウなど部首や冠の形をカタカナで説明し、漢字を“解体して理解する”というアプローチで子どもたちの興味を引きつけます。力強く、それでいて愛情のこもった講義内容。先生が質問を投げかけると手が次々と挙がり、子どもたちが自発的に参加している姿が印象的でした。イラストレーターふせゆみさんによる「凹凸ぬりえ」ワークショップは、子どもたちが実際に手指を動かしながら作品づくりを楽しめる、和やかなブース。

「できるびより」の凹凸ぬりえは、線の部分がでこぼこと立体的になっているのが特徴です。指先で輪郭を感じ取ることができるため枠からはみ出しにくく、感覚を使いながら取り組めることで自然と集中力も高まります。完成した電車は切り取って、大きな模造紙に描かれた線路へ。うさぎの着せ替えを楽しめるコーナーもあり、ブース内では穏やかな雰囲気をまとったふせゆみさんが、一人ひとりの工作をやさしく見守り、時に声をかけながら寄り添っていました。

会場の奥では申し込み先着順で、個別相談コーナーも開催。公認心理師の先生に直接相談できる特別な機会です。

「できるびより」のブースはこちら!

大きな「D」のバルーンが掲げられているのは、主催者である「できるびより」のブース。おなじみのグッズがずらりと並び、その使い心地を実際に試す親子連れでにぎわっていました。

会場内は、こちらのブースを中心に各ブースへ番号が振られ、目印となるバルーンが設置されています。番号順に回っていくことで、出展内容をもれなく見て回ることができる工夫です。さきほどの研修会で紹介されていたグッズも実際に販売。なかでも、「手指で感じる凹凸書字ドリル」「魔法のザラザラ下じき」は、荒川区でのモノづくりを応援するブランド「ara!kawa」にも認定されています。

黄色いTシャツでおなじみ、「できるびよりスト」のみなさんも会場に集結。開場を待つ子どもたち一人ひとりに「休憩所があるから、疲れたら休んでいいよ。」「飲食は基本的にできないけれど、飴くらいなら大丈夫ですよ。」と、やさしく声をかけていました。

入口近くに設けられた休憩スペース。
お子さんが疲れたらこちらでひとやすみできます。

荒川探訪スタッフにとっては、今回で3度目の参加。会場ごとにコンテンツが工夫されているため、その都度新しい発見に出合えます。高橋ご夫妻が日ごろから熱意をもって紹介するグッズの魅力をあらためて実感するとともに、大人自身にとっても「実はこんな作業が苦手だったのかもしれない」「こうすれば、生活がよりよくなるかも」という気づきに出会える場だと感じることができました。

現在、できるびよりでは、来年度も全国で「できるびより支援教材・グッズ体験会」を開催するために、クラウドファンディングを公開中。詳しくはこちらからご覧いただけます。→ https://readyfor.jp/projects/dekirubiyori_caravan2026

大人にとっても子どもにとっても、自己理解を深めお気に入りのグッズと巡り合えるきっかけになること間違いなし!ぜひ「できるびより」のホームページをチェックのうえ、次の開催時には会場に足を運んでみてくださいね。

「できるびより」公式ホームページはこちら! https://dekirubiyori.com/

株式会社オフィスサニー
〒116-0002 東京都荒川区東日暮里4-4-6
TEL:03-3802-1900
公式サイト:https://office-sunny.co.jp/


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