荒川区内には大小さまざまな個性あふれる公園が数多くあります。これらの公園を日々の生活の一部として、最も親しんでいるのは荒川区に暮らす皆さま。荒川探訪では、そんな地元・荒川区の公園を愛する方々を「公園ソムリエ」と呼びます。
「公園ソムリエ」シリーズでは、荒川区内の魅力あふれる公園を訪れ、それぞれの特色を存分にご紹介します。自然の美しさ、遊び心いっぱいの遊具や施設、季節ごとに変わる風景など、公園の魅力を余すことなくお届け。知る人ぞ知るスポットや、ちょっとした豆知識も交えながら、公園散策がもっと楽しくなるような情報をお届けします。
公園ソムリエシリーズ第2弾!
今回は荒川区東尾久にある小さな公園「尾久第五児童遊園」、通称“コロコロ公園”をご紹介します。
前回の記事はこちらから↓
公園や緑地が点在する住宅地にある、小さなあそび場
今回こちらの公園をおすすめしてくれたのは、東尾久エリアに詳しい荒川探訪公認の公園ソムリエ Kさん(9歳)です!
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Kさんがコロコロ公園と呼ぶこの公園は、前回ご紹介した宮前公園(宮前パーク)から徒歩5分ほどの場所にある小さなあそび場。公園や緑地が点在する住宅地の中に静かに溶け込んでいます。
足立区との境界付近で隅田川の近くに位置し、尾久図書館や東京都立大学(東京メトロポリタン大学)の荒川キャンパスも近く、学生の姿も見られます。最寄りの熊野前駅(都電荒川線・日暮里舎人ライナー)からは都内各所へのアクセスが良好で、下町の雰囲気を持つ住宅地でありながら、地域の人々や学生にとって利用しやすい環境が整っているのがこのエリアの特徴です。
小さなローラー滑り台が特徴!
コロコロ公園の愛称の由来は、公園にあるローラー滑り台から来ているのだそう。宮前パークにあった区内最大級サイズのローラー滑り台と比較するとミニサイズですが、そんなところも魅力なのかもしれません。
荒川区の公式Webサイトによると、おばけ公園とも呼ばれているのだとか。名前の由来を区役所に問い合わせてみたところ、なぜそう呼ばれるようになったのかはご担当の方もご存知ないとのことでした。
Kさんがコロコロ公園を好きな理由は、「いろいろな遊具があってずっといてもあきない」ところとのこと。たしかに、ブランコ、シーソー、小さなジャングルジムなど、小さな公園の中に子どもたちの好きそうな遊具が詰まっていますね。
Kさんのお気に入りの遊びはブランコだそうです。荒川探訪取材時にも、ちょうど小学生くらいの子どもたちがブランコで遊んでいました。普段は小さな子どもたちや、小中学生が利用しているそうですよ。
地域の歴史を伝える「記念碑」
公園の出入り口付近には記念碑がありました。
説明板によると、昭和17年4月18日に日本本土が初めて受けた空襲で、この公園の近くも大きな被害を受けたのだとか。この記念碑はその時計画した区画整理が完了したことを記念して作られたものだそうです。
今では「尾久本土初空襲」と呼ばれて、荒川区の各所で戦争の体験や平和の尊さを語り継ぐ取り組みがされていますが、尾久での空襲が語られるようになったのは戦後しばらくしてからのことのようです。荒川区のいたるところに歴史を感じるスポットがありますが、これもその一つですね。
今回は尾久第五児童遊園を取材しました。
まだまだ続くよ、公園ソムリエシリーズ。次回もお楽しみに!
尾久第五児童遊園
〒116-0012 東京都荒川区東尾久8-21-6
公園トイレ:なし
HP: https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a043/shisetsuannai/koukyoushisetsu/kouenyuuen069.html
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