
②家族連れ大歓迎!の居酒屋

このたび荒川探訪がご紹介するのは、都電荒川線・小台停留所から徒歩約6分。小台通り沿いにある「うまいっ処 後とう」。赤い暖簾の下がる店頭には、女子プロレス団体「マリーゴールド」のポスターが掲げられています。実はこちらのお店、荒川区SNSシティプロモーターとしても活躍中のプロレスラー・後藤智香(ゴチカ)さんのご両親が営むお店。前回の紹介記事では、リングで活躍するゴチカさんの魅力や素顔に迫りました。5月23日に大田区で開催された大会では悲願のベルトを獲得したばかり。今回はそんなゴチカさんを育てた“実家の味”をご紹介します。
大田区で開催されたマリーゴールド2周年大会では セミファイナルにて天麗皇希選手とタッグを組み、 悲願のベルトを獲得!
“ゴチカ”を育てた、下町の居酒屋
プロレスラーのサインがいっぱい! カウンター3席と12名ほどが座れる掘りごたつのお席が 用意されています
お店を営むのは、豊島区出身のご主人と群馬県出身の奥さま。ゴチカさんの実のご両親です。おふたりは都内の飲食店で働いていた頃に出会い、「家族との時間を大切にしたい」という思いから2002年10月に独立を決意しました。店名の「うまいっ処 後とう」は、当時流行していたインスタントラーメンの名前をヒントに、当時小学5年生だった長男が考案したのだそう。三人兄弟の長女であるゴチカさんの誕生日、10月26日にお店をオープンし、2025年には創業23周年を迎えました。
奥のテーブル席は、4~5名で利用できる 半個室のようなお席です。
この場所にお店を開いたのは、以前西日暮里に住んでいたことがきっかけ。周辺にはまだ飲食店も少ないことから、開業するにはうってつけの環境だったといいます。当時はヒメリンゴの真っ白な花が明るく通りを照らしていた“あっぷるロード”沿い。天井が高く開放感のある物件であったことも決め手になりました。かつて畳敷きだった店内は、約10年前にお客さんからの声を受けて掘りごたつ席に改装。次第に常連さんも増えていきました。
ゴチカさんがお店に登場するのを待つ間、 「あいつの第一声なんだと思う?」と、 茶目っ気たっぷりに笑うご主人。
「家族連れでも気軽に入れる居酒屋を作りたかった」と話すご主人。当時は周辺に社宅も多く、昼も夜も“お腹いっぱい食べられる店”を目指して営業を続けてきました。開店当初は隣の本屋さんが何かと気にかけてくれ、お酒が飲めないにもかかわらず友人を連れて来てくれたこともあったそう。そんな地域とのつながりも、このお店の歴史の一部です。
一方で、女性が飲みにくることを快く思わない昔気質のお客さんもいたのだとか。それでもご主人は、「家族連れにも来てほしいと思っている。」と自分たちの想いを丁寧に伝え、少しずつお店の空気を作りあげていきました。
ときには夫婦で来店したお客さんの会話が白熱し、つい喧嘩が始まってしまうこともあるそうですが、それもまたこのお店ならでは。家では話せないことも自然と話せる“第二の居場所”のような存在になっていることが伺えました。
開店当時、ゴチカさんはまだ小学生。お母さまが妹さんを妊娠していた頃には、ビールを運んだりレジを打ったりと、お父さんの右腕としてお店を手伝っていたそうです。お客さんとの会話や接客を通じて身に着けたコミュニケーション力こそが、現在のゴチカさんの魅力の原点なのかもしれません。
定番からオリジナルまで!
“後とう”らしさあふれるメニュー

気になるメニューは、定番の居酒屋料理から少し変わり種まで実に多彩。これまで勤めてきた飲食店での人気メニューなども参考にしながら、現在のラインナップを作り上げてきました。「後とうクッパ」や「ピリ辛後とう(鍋)」など、お店の名前を冠したオリジナルメニューにも注目!取材班もご主人と相談しながら、お店おすすめの品々をいただきました。
鶏の唐揚げ 630円(税込)
ゴチカさんイチオシは、ボリューム満点の「鶏の唐揚げ」。ごろっと大ぶりな見た目に、思わず食欲をそそられます。添えられたマカロニサラダも嬉しいポイント。使用しているのは、アスリートの体づくりにも欠かせない鶏むね肉です。パサつきやすい部位ながら、ご主人が丁寧に筋を取り下処理を施しているため、驚くほどジューシーで柔らかな仕上がりに。少しずつ色々食べたい人には、ハーフサイズもおすすめです。
「後とうサラダ」930円(税込)
彩り豊かな「後とうサラダ」は、お店の名前を冠した特別メニュー。まぐろ揚げをはじめ、揚げなす、コーン、きゅうり、トマト、マカロニサラダなどが贅沢に盛り付けられています。和風ドレッシングでさっぱりとヘルシーに。不足しがちな野菜もしっかり摂れる、大満足の一皿です。
アスパラ肉巻き 1本220円(税込)
軟骨入り鶏つくね串 1本300円(税込)
串焼きの中で特に人気なのが、「アスパラ肉巻き」と「軟骨入り鶏つくね串」。ほどよい焼き加減のアスパラ肉巻きは、おろしにんにくをつけていただきます。まんまるの見た目がかわいらしいつくね串はしっかり塩味が効いているので、お好みでわさびを添えて食べるのがおすすめです。焼きたてを頬張ると、ほくほくと旨みが広がる至福の味わい。ゴマ油とにんにくでいただく「レバ串」も、常連さんから支持される人気のメニューだそうです。
後とうクッパ730円(税込)
こちらもお店オリジナルの人気メニュー「後とうクッパ」。直火で熱した小鍋を熱々の状態で提供しています。旨辛スープの中には野菜もたっぷり!卵が辛味をまろやかに包み込み、最後まで飽きずに食べ進められます。クセになる味わいで、お酒の締めにもぴったり。別添えの“食べるラー油”で辛味をプラスし、“味変”を楽しむのもおすすめです。
肉類は主に近隣の精肉店から、魚介は築地や区内にある魚屋から仕入れることが多いのだそう。時には地元スーパーで食材を選ぶことも。「お客さんには、お腹いっぱいになって帰ってほしい。」そんな思いから、ランチのご飯大盛り無料などといった太っ腹なサービスも提供しています。お酒のラインナップもまた、信頼を寄せる酒屋と相談しながら。ボトルキープも柔軟に対応しています。
店内には、荒川区のシンボルキャラクター 「あら坊」と「あらみぃ」の姿も! ご家族の地元愛が伝わってきます。
荒川区では、食品ロスを減らすために、区内の飲食店や事業者と協力した「あら!もったいない協力店」の取り組みを行っています。「うまいっ処 後とう」でも、唐揚げのハーフサイズ提供などを実施。この日も食べきれない取材班のために、唐揚げをテイクアウト対応してくれました。
リングで闘う!娘への想い
店内にはゴチカさんの等身大パネルも! 一緒に記念撮影を楽しみましょう。
気立てがよく穏やかな店主ご夫妻。娘さんがプロレスで怪我をして帰ってくることに対して「心配ではないですか?」とお母さまに尋ねると「…もう慣れました」の一言。この日も、ゴチカさんの身体についた大きな勲章を指さしながら、ご主人が「見てごらん!」と、どこか誇らしげに笑っていました。
小学校では応援団長を務め、少年野球のチームでは女子野球の先駆けとしてプレー。中学・高校ではバレーボールに打ち込むなど、昔から体を動かすことが大好きだったゴチカさん。「風邪もほとんどひかない、強い子だった」とご両親は振り返ります。今でも週に1度はお店でご飯を食べており、お店の味が実家の味。「それはもう、たくさん食べますよ!」と笑うお母さまの言葉からも、家族のあたたかい関係が伝わってきます。
大会出場時の記念品やオリジナルグッズの数々。 お店に飾られた品々のひとつひとつに ゴチカさんの歴史が詰まっています。
お店にはプロレス仲間もたくさん訪れるそうで、ある日の試合ではご主人がリングに上げられたことも。ファンたちの前でタッチやハグをされる場面もあったそうですが、「みんないい子なんだよな」と、少し照れくさそうに目を細めていました。

朝8時から仕込みをはじめ、床に就くのは深夜0時頃。それでも終始明るくタフなご主人の姿からは、「ゴチカさんのお父さんだ」と自然と納得させられます。「ゴチカさんってどちらに似ていると思いますか?」と尋ねると、「俺が、似てきたのかも」とぽつり。日々リングで戦う娘に力を与えながら、同時に力をもらっているのかもしれません。

オリジナルのTシャツに描かれたご主人のイラストはお母さまが描いたもの。決して前に出るタイプではないものの、料理や接客をこなすご主人の傍ら、細やかに店全体へ気を配っている様子が印象的でした。仕事の合間にテレビを見ながら談笑する自然体なご夫婦の姿も、お店の居心地の良さを物語っています。
ご主人に読者へのメッセージをお願いすると…「楽しい時間を共有したいので、ぜひ気軽に来てください!お子さんは無料でくじ引きもできますよ!」と、笑顔で話してくれました。
うまいっ処 後とうのごはんで、心もお腹もいっぱいに!明日を戦う元気をチャージしに、お店を訪れてみてはいかがでしょうか。
うまいっ処 後とう
住所:東京都荒川区西尾久2-14-8 松本ビル 1F
電話番号:03-3819-2951
営業時間:
月~金
ランチ 11:30~13:00
ディナー 17:00~23:00(L.O. 22:15)
土日祝
17:00~23:00(L.O. 22:15)
定休日:不定休
モノづくりの街・荒川の地域情報サイト「荒川探訪」では、荒川区の気になる情報をご紹介しています。
もし、荒川区の耳寄り情報や皆さんのオススメのお店などご推薦がありましたら、ぜひお気軽に荒川探訪編集部まで情報をお寄せください。もちろん、自分のお店を取材して欲しい、話を聞いて欲しいというご依頼も大歓迎です!
荒川探訪への情報提供・掲載依頼はお問い合わせフォームからお願いします。
荒川探訪のSNSもチェック!
各種SNSの「荒川探訪」アカウントへの投稿、コメント欄への書き込みでもOKです。
Facebook:https://www.facebook.com/ara.tanbou
Instagram:https://www.instagram.com/arakawa.news
Twitter:https://twitter.com/arakawanews
大田区で開催されたマリーゴールド2周年大会では
セミファイナルにて天麗皇希選手とタッグを組み、
悲願のベルトを獲得!
プロレスラーのサインがいっぱい!
カウンター3席と12名ほどが座れる掘りごたつのお席が
用意されています
奥のテーブル席は、4~5名で利用できる 半個室のようなお席です。
ゴチカさんがお店に登場するのを待つ間、
「あいつの第一声なんだと思う?」と、
茶目っ気たっぷりに笑うご主人。
鶏の唐揚げ 630円(税込)
「後とうサラダ」930円(税込)
アスパラ肉巻き 1本220円(税込)
軟骨入り鶏つくね串 1本300円(税込)
後とうクッパ730円(税込)
店内には、荒川区のシンボルキャラクター
「あら坊」と「あらみぃ」の姿も!
ご家族の地元愛が伝わってきます。
店内にはゴチカさんの等身大パネルも!
一緒に記念撮影を楽しみましょう。
大会出場時の記念品やオリジナルグッズの数々。
お店に飾られた品々のひとつひとつに
ゴチカさんの歴史が詰まっています。