荒川区民に「荒川グルメといえば?」と尋ねると、多くの人が「もんじゃ焼き」と答えます。
荒川区はもんじゃ発祥の地ですよ、と区民は聞かされて育つのですが、都内に住む多くの人は「もんじゃ焼きと言えば月島(東京都中央区)」と思っていることでしょう。発祥であろうがなかろうが、荒川区のもんじゃは美味しい。下町の雰囲気も含めてもやはり一番美味しいのです。食の楽しみ方はひとそれぞれ。特別な何かは無いけれど、ちょっと個性的だったり、変わっていたり、ほっとひと息つける場所。そんなモノづくりの街・荒川を支えるグルメを探訪してご紹介していくコーナー、それが「荒川グルメ探訪」です。
気軽に立ち寄れる店内

町屋駅から徒歩5分。尾竹橋通りから路地に少し入った場所に、どこか懐かしさを感じる店構えのお店があります。
風に揺れる暖簾には『薬膳甘味処 りくゆう』の文字。
お店の入り口には小豆の絵が入ったライトが。
暖簾をくぐり、店内へ入るとショーケースに並ぶ白玉や金柑、大粒のナツメがお出迎え。カウンターの後ろには、素敵な食器と薬膳茶の茶材が並んでいます。

鳥がモチーフの可愛らしい置物はなんと呼び鈴。しっぽの部分を押して揺らすと、リラックス効果があると言われている”1/fの揺らぎ”の音が響きます。
雲のような面白い形の照明。こちらも店主のこだわり
店内は、ベンチ席、テーブル席、カウンター席と複数人でも、おひとり様でもリラックスできる、随所にこだわりが詰め込まれた空間に。
カウンター席には、マトリョーシカの招き猫たちが整列し、木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気の中に遊び心も感じられます。
自分のために学び始めた”中医学”
薬膳甘味処、少し聞き馴染みのない言葉…
店主の寺田充代さんに通常の甘味処との違いを聞いてみました。
寺田さん:和菓子をベースに、さまざまなメニューを提供しているのですが、食材によって期待できる効能をご自身で選んで注文いただける、という点が通常の甘味処との違いですね。
『薬膳のおぜんざい(白玉付き)¥550 / トッピング各¥110』 今回はトッピング全部のせ! 甘さ控えめで、素材の味を感じられます。
『薬膳のおかゆ お粥と小鉢 ¥850』 優しい味わいで心も身体もホッとするお粥。赤紫蘇の味噌で味変も。
左:『くるみみるくプリン ¥440』 右:『季節の生菓子 桜餅 ¥440』 ※現在の季節の生菓子は『紅宝石(外郎製)さくらんぼ』!
探訪スタッフ:そもそもなぜ、町屋で薬膳甘味処を開こうと思ったのでしょうか?
寺田さん:私は、昔、婦人科系の不調を抱えがちだったんです。40歳の頃には病気を患ってしまって。
なので、自分の身体のために、薬膳の勉強を始めたんです。
勉強していくうちに、小豆とかヨモギとかが漢方薬に使われていて、健康に効果的だと初めて知って、いろんな方にお伝えしたいと思ったことが開業のきっかけです。町屋は昔からご縁があったのと、下町の空気感と和菓子って相性がいいのでは?と思って、この街でお店を開くことを決めました。
探訪スタッフ:ずっと和菓子作りをされてきているんですか?
寺田さん:そうですね。和菓子って、洋菓子とは違った表現の仕方をするんです。一概には言えないんですけど、雰囲気というか、日本人特有の行間を読むみたいな。連想させるという表現の仕方が好きです。
今までも色々な店舗で和菓子作りをしていたとい寺田さん。働く中で和菓子で使われている食材が、身体にいいということも知って、薬膳甘味処を開くことを考え始めたそうです。
“人生に6つの友あり”
探訪スタッフ:『りくゆう』って名前、可愛らしい響きですよね。どういった意味が込められているんでしょうか。
寺田さん:ありがとうございます 笑
これは、中国の詩人に白居易(はくきょい)っていう人がいるんですが、その人の言葉で『人生に6つの友あり』って言葉があって。自然や、芸術などの美しさを感じる心があれば、人生を楽しく過ごせるっていう言葉なんですけど、それが素敵だなと思ってお店の名前にしました。
こだわりの”開放感”と”リラックス空間”


探訪スタッフ:お店の外装、内装にもこだわりを感じられるのですが…
寺田さん:こだわってます!薬膳甘味処って聞き馴染みがなくてどんなお店か分かりにくじゃないですか。なので、外から中の雰囲気が分かるようにしました。
開放感もありますし。
探訪スタッフ:最後に、、、今後挑戦してみたいことってありますか?
寺田さん:ワークショップのような、お茶会のようなものを開きたいですね。薬膳茶を飲みながら、こんなの自分だけかなとか、こんなの人に言うことじゃないのかなみたいな、ざっくばらんに身体の悩みを話す会をしてみたいです。
薬膳で身体と心に寄り添う甘味処りくゆう。開放感のある店内でほっとひと息しませんか?
薬膳甘味処 りくゆう
住所:東京都荒川区町屋1-8-8 アゼリアガーデン1階
営業時間:
平日 11:00~19:00
定休日:毎週火曜 / 他不定休
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お店の入り口には小豆の絵が入ったライトが。
鳥がモチーフの可愛らしい置物はなんと呼び鈴。しっぽの部分を押して揺らすと、リラックス効果があると言われている”1/fの揺らぎ”の音が響きます。
雲のような面白い形の照明。こちらも店主のこだわり
『薬膳のおぜんざい(白玉付き)¥550 / トッピング各¥110』
今回はトッピング全部のせ!
甘さ控えめで、素材の味を感じられます。
『薬膳のおかゆ お粥と小鉢 ¥850』
優しい味わいで心も身体もホッとするお粥。赤紫蘇の味噌で味変も。
左:『くるみみるくプリン ¥440』
右:『季節の生菓子 桜餅 ¥440』
※現在の季節の生菓子は『紅宝石(外郎製)さくらんぼ』!