荒川区民に「荒川グルメといえば?」と尋ねると、多くの人が「もんじゃ焼き」と答えます。
荒川区はもんじゃ発祥の地ですよ、と区民は聞かされて育つのですが、都内に住む多くの人は「もんじゃ焼きと言えば月島(東京都中央区)」と思っていることでしょう。発祥であろうがなかろうが、荒川区のもんじゃは美味しい。下町の雰囲気も含めてもやはり一番美味しいのです。食の楽しみ方はひとぞれぞれ。特別な何かは無いけれど、ちょっと個性的だったり、変わっていたり、ほっとひと息つける場所。そんなモノづくりの街・荒川を支えるグルメを探訪してご紹介していくコーナー、それが「荒川グルメ探訪」です。
日本初!?ラスポテトの専門店
今回の荒川探訪では、食べ歩きにもぴったりの“ラスポテト”専門店「Ras Friet(ラスフリット)」をご紹介!JR新三河島、東京メトロ町屋の各駅から徒歩6~7分。マンションが立ち並ぶ尾竹橋通り沿いに佇むかわいらしいお店です。レンガ造り風の外観とワンちゃんの描かれた看板が目印。ガラス戸を開けると、お花やキラキラのラインストーンで彩られたメルヘンチックな世界が広がります。
フォトジェニックでカワイイ店内
お店の中は、かわいらしいインテリアで統一されたフォトジェニックな空間。天井からのびる排気ダクトに、元は焼肉屋さんであった名残を留めます。ほっとひと息つける小上がりスペースはファミリーにおすすめ。小さなお子様連れでも、安心して利用できますよ。
壁一面のお花や、乙女心をくすぐるアイテムの数々。店内にはSNS映えが期待できる、特別なお席がたくさん用意されています。お店の一角には、以前荒川探訪編集部が取材に訪れた「ザクロレストラン」のトルコランプも飾られていました。
ザクロレストラン紹介記事はこちらからご覧いただけます。
店内のいたるところで目にするのが、蝶の羽を生やしたヨークシャテリアのキャラクター。オーナーの親戚がかつて飼っていたという「ラスちゃん」がモデルとなっています。名前の由来は人気アニメ「あらいぐまラスカル」からとったもの。たまたまラスポテトと同じ名前であったことから、お店のマスコットとして起用したそうです。
みんな大好き!懐かしのあの味
ラスポテト ¥450(税込)※テイクアウト可
オランダ発祥の「ラスポテト」。昭和の頃は屋台や遊園地などいたるところで販売されていました。この度インタビュー取材に応じてくださったのは、荒川区出身の松田店長。かつて三ノ輪にあったイトーヨーカドーの屋上遊園地でラスポテトを食べていたことが、子どもの頃の思い出だそうです。調理の簡単な冷凍ポテトが世に出回ったことにより、ラスポテトを取り扱うお店は都内でもごくわずかに。懐かしの味を再現すべく、2021年9月に日本初のラスポテト専門店を現在の場所にオープンしました。
通常のフライドポテトよりも長~いラスポテト。カットしたジャガイモからは作り出せない形状が特徴です。外はサクサク、中はモチモチ。作り方は水で溶いたポテト粉末をパスタマシンやクッキー型で成形するのみ!といたってシンプルですが、塩の量や油の温度にも絶妙なさじ加減が必要です。
選べるディップ 各¥50(税込)左から2番目がラスフリットオリジナルのディップソース「くみっきー」。
あっさり塩味のラスポテト。選べるディップは全部で6種類用意されています。定番のバーベキューソースからハニーマスタードやチリ&レモンなどのお洒落なフレーバーまで。お好みに応じて気軽に味変が楽しめます。気になるネーミングのディップソース「くみっきー」は、トムヤム塩とバジルを混ぜ合わせたもの。「日本フライドポテト協会」主催の密着バラエティ番組内にて誕生したという、お店オリジナルのディップソースです。ラスフリットではビールやレモンサワーなどのアルコールメニューも用意。お酒のおつまみとしても最適ですよ!
SNS映え必至!夢かわいいクリームソーダ
ラスポテトに花を添える、よりキャッチ―な商品を…ということで2022年3月、メニューに登場したのが今やラスフリットの顔ともいえるクリームソーダ。昭和ブームの影響を受け、全国的にも再注目を集める昔懐かしいドリンクです。他店のクリームソーダと異なる点は、何といってもかわいらしいデコレーション。アイスの上にのせられたラスポテトの“ラスちゃん”も、リボンやお花でお洒落に飾りつけられています。どこを切り取ってもカワイイ!ことが、ラスフリットのこだわり。添えられたハート形のストローも、胸キュン必至のアイテムです。
「昨日夢にみたクリームソーダ」 ¥700(税込)※テイクアウト不可
数あるクリームソーダの中からこのたびオーダーしたのは、クリームソーダ愛好家とのコラボから生まれたという「昨日夢にみたクリームソーダ」。バタフライピーとストロベリーソーダのグラデーションが美しい、人気のメニューです。近年流行りの“夢かわいい”ビジュアルはSNS映えも間違いなし!お店のPRには人気アイドルグループ出身のアンバサダーを起用しているため、多くのアイドルファンもお店に訪れているそうですよ!
充実のサイドメニュー
カメナゲ ¥350(税込)バーベキューソース付 ※テイクアウト可
カメの形をしたかわいらしい「カメナゲ」は、ナゲットの形から亀の甲羅を連想したという店長の思い付きから生まれたメニュー。甲羅を背負うのは、もちろんお店特製のラスポテトです。通常のラスポテトよりも揚げ時間を長く設定しているため、よりザクザクとした食感が楽しめますよ。みんなが大好きなナゲットとポテトの合体作。お子さんも喜ぶこと間違いなしのメニューです。
トレジャーシップ ¥600(税込)※テイクアウト可
ミニサイズのたこ焼きのような見た目がかわらしい「トレジャーシップ」は、中にチーズとサラミを隠したまん丸のラスポテト。海をイメージしたお手製のトレイに乗せられて、テーブルへと運ばれてきます。船のキャプテンはもちろん、マスコット犬のラスちゃん。店長の遊び心が詰め込まれた、わくわくするようなメニューです。
ABCサンド ¥450(税込) ※テイクアウト可
気になるネーミングの「ABCサンド」。名前の由来は「A」アボカド「B」ベーコン「C」チーズです。細かく刻まれた具材と、とろーりとろけるチーズが満足度高めのお食事系メニュー。きちんとお腹を満たしてくれるので、ランチ時のご利用にも最適です。大人向けの味がお好みならピリ辛ピザソースのピザサンドがおすすめ!お友達と一切れずつシェアしあうのも楽しいですね。
ラブポテト ¥350(税込) ※テイクアウト可
ラブリーな見た目の「ラブポテト」は、おからと野菜パウダーを配合した生地にたっぷりのビターチョコレートをはさんだスイーツ感覚のラスポテト。チョコパイのような食感で、甘じょっぱさが癖になります。
2022年に開催された荒川区主催の「第2回おから活用グランプリ」では、料理・惣菜部門のグランプリを獲得したラスフリット。受賞作である「オカラスポテト」は現在販売されていませんが、おからを活用したメニューを食べてみたい!という方は、ぜひこちらのラブポテトをお試しくださいね。
食べ歩きにおすすめ!ポテトの花束をどうぞ
昔ながらのポテトの三角袋が、まるで花束のように見えたことからヒントを得たというラスフリットのラスポテト。持ち手部分にはリボンが付けられ、ポテトの花束からは、お花のついた小さなフォークが顔をのぞかせています。テイクアウトで注文するとポテトがすっぽり収まる専用の袋に入れてくれるので、まるで花束を渡されたかのようなハッピーな気持ちに。花で彩られたお店の世界観は、ポテトの花束からイメージを膨らませて出来上がっていったものであるそうです。
過去には石川恋さん主演のテレビドラマ「猫カレ」での、デートシーンでも登場したラスフリット。様々なメディアも取材に訪れています。
毎月のように新メニューや期間限定商品が発売されるので、最新情報はインスタをチェック!
ラスフリット Instagram
「お腹だけでなく、心も満たす」が、ラスフリットのコンセプト。“美味しい”と“カワイイ”の詰まった「ラスフリット」に、ぜひ足を運んでみてくださいね!
Ras Friet(ラスフリット)
営業時間:11:00~18:00
定休日:水
TEL:03-3891-1586
住所:東京都荒川区荒川5-9-8
インスタグラム https://www.instagram.com/ras_friet/
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