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【町屋】エルヴィス・プレスリーが流れる街の憩いの場。家族で紡ぐ50年の老舗喫茶店『ファントム』

①創業50周年!町屋を見守り続けてきた喫茶店
②ファントムといえば「エルヴィス・プレスリー」

 

祝50周年!下町・町屋の進化を見守り続けてきたファントム

都電荒川線町屋二丁目停留場からおよそ徒歩2分 。都電沿いに佇むレトロな佇まいの喫茶店のファントム。1976年の創業から今年でちょうど50周年という大きな節目を迎えました。生まれ育った町屋にマスターの日野弘さんがファントムをオープンしたのは、29歳の時。「30歳までには独立して、自分の店を持つ」という夢があったそうで、妻の千栄美さんと共に二人三脚で半世紀を歩んできました。マスターに50周年を迎えた心境を伺うと「意識してやってきたわけじゃないからね。気がついたら50年。本当にあっという間だったよ」と笑顔で語っていました。この長い歳月は、お店だけでなく、通い続けるお客さんとの間にも深い歴史を刻んできました。開業当時、高校生としてお店に通っていたお客さんが、今ではおじいちゃんになり、自分の孫を連れて3世代でファントムを訪れることもあるそうです。

マスターの日野弘さんと、奥様の千栄美さん

120種類のメニューはすべて手作り!

マスターはファントム開業前にレストランやパーラーなど様々な飲食店で、約10年間厳しい修業を積んできたんだそう。そんなマスターが作るファントムのメニューは120種類以上。様々なメニューがありながら、これらはすべてマスターの手作り。「何とかの素みたいなので作るのは嫌いなの」とマスターは語ります。その言葉通り、料理のベースとなるソース類はもちろん、付け合わせとして添えられるマカロニサラダにいたるまで、すべて手作業で仕込まれています。毎日の仕入れも、足りないものをホワイトボードにマスターが書き出し、奥様がひとつひとつの食材を厳選して買い出しに行くところから始まります。
人気の「ナポリタン」は、淡路島から直接取り寄せているこだわりの生パスタを使用。ケチャップだけでなく自家製デミグラスソースをブレンドすることで、深いコクとまろやかさを感じる仕上がりです。

 ナポリタン(ミニサラダ付き)
¥800(税込)
 モーニングセット(コーヒーか紅茶が選べます)
¥600(税込)
 半熟卵がのったパプリカピラフ
E・Pライス(ミニサラダ付き)
¥800(税込)
 チーズハンバーグライス(味噌汁・ライス付き)
¥1050(税込)
 自家製プリンアラモード
¥1000(税込)

既製品に頼らず、手間ひまをかけて納得のいく味を追求する。このマスターのこだわりが、50年経った今も「ファントム」の料理が町屋の人々を魅了する、最大の秘密なのかもしれません。

エルヴィス・プレスリー愛と、ここでしか味わえない特別なサンド

ファントムを語る上で欠かせないのが、「エルヴィス・プレスリー」。店内に足を踏み入れると、エルヴィスの軽快な楽曲がBGMとして流れ、壁一面は写真やレコードジャケット、ポスターで埋め尽くされています。



マスターがエルヴィスに魅了されたのは高校生の頃。元々マスターのお兄さんが大のエルヴィスファンで、その影響を強く受けたんだそう。驚くべきことに、マスターの誕生日は、エルヴィスの命日である「8月16日」。「それだけで『運命だ、いいなー』って羨ましがられるんだよ(笑)」と嬉しそうに話していました。
店内にある膨大なコレクションはマスターがコツコツ集めたもののほか、全国のエルヴィスファンから「ファントムさんなら大事にしてくれるから、処分するくらいなら貰ってほしい」と託されたものも多く、今や日本におけるエルヴィス・プレスリーの貴重な「聖地」のひとつと言われるまでになっています。


そんなファントムで外せない名物メニューが、エルヴィス・プレスリーが愛した味を再現した「ピーナッツバナナサンド」です。
アメリカで食べられている本場のレシピは、ピーナッツバターをたっぷり塗った食パンで、揚げたベーコン、バナナ、ジャムなどを挟み、バターを使ってフライパンでこんがりと焼いたもの。これをファントムではアレンジし、ピーナッツバターの塩味とバナナの甘みのバランスが絶妙なファントムスタイルに。ふわふわのパン、バナナとピーナッツバターの甘じょっぱさがクセになる、ここでしか味わえない特別なサンドイッチです。

 ピーナッツバナナサンド(ミニサラダ付き)
¥650(税込)
ブルーハワイ(ラムベース パイナップル味のカクテル)
¥600(税込)

家族みんなで作る喫茶店ファントム

創業から50年、ファントムが愛される場所であり続けられるのは、ご家族それぞれがお店を支えているからに他なりません。
店内の壁にあるポップや、店先に置かれた黒板メニューは、長女の優美さんが担当。



そして、見やすくお洒落にレイアウトされたメニュー表は、次女の慧美さんが作ったもの。

さらに、長女の優美さんが運営している公式Instagramの発信がきっかけとなり、最近ではSNSを見た若い世代の方や、遠方からの新しいエルヴィスファンがお店を目指してやってくるようになったそう。
窓際の席の木製ソファはマスターの手作り。お客さんのお尻が痛くならないよう座面にクッションが敷かれています。「少しでもお客さんに心地よく過ごしてほしい」というマスターや奥さんの細やかな気遣いが、家具の一つひとつにまで宿っています。

 

都電荒川線が走る下町の風景を眺めながら、エルヴィスの音楽に包まれてマスターの手作り料理を味わう。ファントムで過ごす時間は、日常の慌ただしさを忘れさせてくれるような、穏やかで心地よい魅力に満ちています。家族みんなで温かく守り続けてきたこのお店は、遠方のファンにとっては特別な空間であり、地元の方にとってはホッと一息つける憩いの場となっています。

ファントム
都電荒川線【町屋二丁目】停留場から徒歩約2分
東京メトロ千代田線【町屋駅】徒歩5分
営業時間:9:00〜21:00
定休日:不定休(詳しくは公式Instagramや店内掲示をご確認ください)
電話番号:03-3895-9636
住所:〒116-0002 東京都荒川区町屋2-16-2
Instagram:@phantom_elvis
その他:現金決済のみ(カード・電子マネー・QRコード決済不可)、全席喫煙可(紙・加熱式たばこ可)、テイクアウト可、弁当注文可(個数要相談)


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