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【荒川区東尾久】公園ソムリエ探訪 |大人も子どもも楽しめる!「宮前公園」

荒川区内には大小さまざまな個性あふれる公園が数多くあります。これらの公園を日々の生活の一部として、最も親しんでいるのは荒川区に暮らす皆さま。荒川探訪では、そんな地元・荒川区の公園を愛する方々を「公園ソムリエ」と呼びます。
「公園ソムリエ」シリーズでは、荒川区内の魅力あふれる公園を訪れ、それぞれの特色を存分にご紹介します。自然の美しさ、遊び心いっぱいの遊具や施設、季節ごとに変わる風景など、公園の魅力を余すことなくお届け。知る人ぞ知るスポットや、ちょっとした豆知識も交えながら、公園散策がもっと楽しくなるような情報をお届けします。

公園ソムリエシリーズの記念すべき第1弾は、荒川区尾久地域の住人なら(おそらく)誰もが知っている「荒川区立宮前公園」、通称“宮前パーク”!

今回、荒川探訪公認の公園ソムリエ、宮前公園の開園時からパーク通いをしているMさん(8歳)に宮前パークの魅力を伺いました。


公園ソムリエ No.001
Mさん(8歳)
好きな公園:アスレチックのある公園

「長い滑り台とか、ちっちゃい子が遊べるようにできているところとか、お花がいっぱいあってキレイなところとか。遊具はちっちゃい子も遊べるし、長い滑り台とかお花は大きい子も楽しめるし、分かれているところが良い。」

なるほど、、、(?)ということで、宮前公園の魅力を探るべく、いざ取材へ!

目次:
<公園南側>
子ども広場エリア
ローズガーデンエリア
リラックスエリア・メドーガーデンエリア
ローズマニアガーデンエリア(スイレン池)
<公園北側>
夕やけ色のローズガーデンエリア
多目的広場エリア
<宮前公園周辺>
おすすめカフェ情報

尾久図書館の目の前!親子で楽しめる「子ども広場エリア」

都電荒川線(東京さくらトラム)宮ノ前駅から北へ1分程歩くと荒川区立尾久図書館があります。


尾久図書館 南側出入口

その図書館の向かいに、早速Mさんの言う「ちっちゃい子」が遊べそうな宮前公園の遊具が見えてきました。「子ども広場エリア」です。


子ども広場エリア

かわいらしい遊具に、ゴム舗装の地面。たしかに小さなお子さんが楽しめそうなエリアですね。砂場もあります。


ほんのベンチ

自ら「ほん」であることをアピールしているようで可愛いと撮影スタッフの心を射止めたベンチ。ちなみに、荒川区では平成30年に「読書を愛するまち・あらかわ」を宣言し、豊かな心を育む読書のまちづくりを推進しているそうです。

駐輪場や座って休めるところが充実しているので、小さな子どもがいる親にとってはとてもありがたいですよね。自転車でも気軽に訪れることができ、荷物の管理が楽。子どもの遊びを見守りながら休憩できるため、安心して過ごせますね。


公園中央にある駐輪場

尾久図書館内に併設されているベーカリーテラス席
   
図書館にも気軽に立ち寄れる!

尾久図書館の1階はこどもエリアで、2階には一般書や学習室の他に、「テラス席」や「見晴らしカウンター」があり、公園を見渡しながら読書を楽しむことができるよう設計されています。

  • 1階こどもエリア
 
  • 2階テラス席
 

散歩途中でもふらっと立ち寄れるよう、出入口を2か所設け、館内を通り抜けながら本を身近に感じることができる造りになっているそうですよ。


尾久図書館 北側出入口

四季折々に彩るバラの庭「ローズガーデンエリア」

子ども広場エリアから公園中央に向かって進むと、右手に「ローズガーデンエリア」が見えてきます。
宮前公園にはバラを中心とした美しいガーデンがたくさんあり、公園の見どころになっています。


バラのアーチ。
バラと宿根草を中心に植栽されており、
季節ごとに様々な花が芽を吹きます。

荒川区でいたるところに見られるバラですが、荒川区では昭和60年から都電荒川線(東京さくらトラム)を「みどりの軸」と位置づけ、沿線をバラで緑化する取り組みを進めてきました。この「都電沿線のバラ植栽事業」の歩みを通して、地域にバラが根付いていったそうです。

リラックスエリア・メドーガーデンエリア

リラックスエリア

ローズガーデンをさらに奥へ進むと、親子ヨガやお話会などの催し物も行われる「リラックスエリア」があります。周囲には花の咲く時期が異なるサクラ(13種)が植栽されていて、概ね2月から4月まで早咲き・緑の花びら・八重等様々な種類のサクラが楽しめるのだとか。ここでゆっくり休みながら、周辺のガーデンやスイレンの池を眺めていると、とっても穏やかな気分になります。


リラックスエリア 写真右
季節の移り変わりを楽しめる「メドーガーデン」

奥に広がるのは、自然に季節の花が咲き乱れる「メドーガーデン」。撮影時は秋ですが、花のタネやグラスの穂がアースカラーの落ち着いた景色を作り出していました。早春には原種のチューリップが顔を出し、初夏にはパステルカラーの柔らかな色合いがガーデンを彩り、夏にはオレンジや黄色の鮮やかな花々が咲き誇るそうです。季節が変わるごとにまったく違った表情を見せてくれるこのガーデン、一年を通して訪れるたびに新しい発見がありそうですね!

ローズマニアガーデンエリア(スイレン池)

メド―ガーデンから園路を隔てて位置する「ローズマニアガーデン」。

バラマニアのための珍しいバラがあるのか、はたまた何かマニアック(?)なガーデンなのか・・・?と妄想を膨らませながら足を踏み入れてみると、そこには可愛らしいスイレンの池とキレイな花々が。バラ以前に植物全般の知識が乏しい撮影スタッフは、「バラに見えない花もあるけど珍しいバラなのかな?」と頭を悩ませていましたが、公園Webサイトを見てみると、こんな説明がありました。

「バラ」にまつわる花、「ローズ」と名の付く植物を中心に、バラの咲いていない季節にも「バラ」を感じることが出来るエリアです。
スイレン(ドイツ語で水のバラ)の池をメインに、春一番に咲く「プリムローズ」、夏の「ムクゲ(シャロンのバラ)」、冬の「クリスマスローズ」など、一年を通して「バラ」に関連する様々な植物を楽しむことができます。

撮影スタッフの疑問もこれで解決。なるほど、一年中「バラ」を感じられる工夫が凝らされているんですね!

  
子どもたちの隠れ人気スポット:公園管理事務所

スイレンの池の側には公園管理事務所があります。
Mさんに立ち寄るよう言われていたので行ってみると・・・何やら水槽らしきものが。


水槽がよく見えるように
職員の方が窓を開けてくださいました。

中にはヤゴがいたそうなのですが、この日は隠れて姿を見せてくれませんでした。

荒川自然公園や宮前公園内で捕れた生き物を飼っているそうで、窓越しにカマキリやバッタなどが見れるので、Mさんもお友達とよく立ち寄るスポットなんだとか。

テニスコートもあります!

ちなみに宮前公園はテニスコートもあって、平日の午前でもテニスを楽しんでいる方たちがいました。


テニスコート。
コート利用を希望される方は事前登録と事前申し込みが必要です。
詳しくは荒川区ホームページをご確認ください。

夕やけ色のローズガーデンエリア

さて、テニスコートを通り過ぎ、公道を渡ると「公園北側」に。「夕やけ色のローズガーデンエリア」にたどり着きます。


夕やけ色のローズガーデンエリア 入り口

花の配色に黄色からオレンジ、ワインカラーへと変化を持たせて夕焼けをイメージしたガーデンです。


花のいい香りに誘われて色とりどりの蝶々が飛んでいました。

傾斜を登るにつれて深みを増す赤。

隅田川の堤防の傾斜一体に広がる様々な植物たち。階段を上がっていくと景色が変わっていく感じが良いですね。


堤防天端

天端は見晴らしがよく隅田川が眺められます。開放感が最高です!

荒川区内最大級のローラー滑り台がある「多目的広場エリア」

ローズガーデンから見えるのは、Mさんおすすめの「長い滑り台」がある「多目的広場エリア」です。先日荒川探訪でもご紹介した「空のマルシェ」のメイン会場となったのもこちら。

約3,000㎡の広さの広場は天然芝が植えられており、中央にはボール遊びができるエリアもあります。
そしてやっぱり子どもたちの心を掴んで離さないのは、全長30m・区内最大級の「ローラー滑り台」。

なるほど長い滑り台は見晴らしの良いところに設置されていて、隅田川の風を感じながら滑る気分は格別でしょう!

毎年年末には、滑り台の下の傾斜に「干支芝アート」が浮かび上がります。


中央右の白いシートがかけられているところに
来年の干支(巳)が浮かび上がります。

冬枯れした芝生に、冬でも緑の芝生を使い、干支をモチーフにしたアートを浮かび上がらせるのだとか。干支芝の公開は11月下旬~翌年1月中旬までの予定。お披露目までの様子は公園ホームページで紹介されるそうです。完成が楽しみですね!

宮前公園周辺のおすすめカフェ情報

さて、宮前公園周辺の休憩スポットをご紹介します。

① ARAKAWA ii CAFÉ

多目的広場からテニスコート裏の小道を覗くと見えるARAKAWA ii VILLAGE(アラカワイイビレッジ)

以前荒川探訪でも取材させていただいたことがありますが、このイイビレッジ内に併設されているのがARAKAWA ii CAFÉ。この日は定休日でしたが、土日祝日にはランチも営業されているようです。


カフェの横にある「GALLERY/SHOP」と書かれた建物も
イイビレッジの一角。インテリアグッズ、雑貨、
テキスタイル関連商品などが置かれています。
② ひぐらしベーカリー(尾久図書館内)

以前荒川探訪でもご紹介した、日暮里に本店がある手作りのパンのベーカリーカフェ「ひぐらしベーカリー」の2号店が尾久図書館の1階にあります。

図書館で借りた本を読みながら、または目の前の広場で遊ぶ子どもたちを見守りながら、テラスでパンやコーヒー・各種ソフトドリンクやソフトクリームなどが楽しめます。


Mさんおすすめの人気No.1のチーズカレーパン。

撮影時は「秋の味覚フェア」で
栗やキノコ、ごぼう、サツマイモなどの秋の味や、
可愛いハロウィンパンで賑わっていました。

秋の限定ソフトクリーム「紫いものおばけソフト」も
おいしくいただきました!

余談ですが、尾久図書館の南側出入口近くにある煉瓦は、西尾久6丁目に現存する「荒川遊園煉瓦塀(あらかわゆうえんれんがべい)」(区の有形文化財)の一部が移設されたものです。


歴史を感じますね!

今回は宮前公園を取材しました。
まだまだ続くよ、公園ソムリエシリーズ。次回もお楽しみに!

荒川区立宮前公園
〒116-0012 東京都荒川区東尾久八丁目45番22号
TEL: 03-3810-2111
HP: https://www.miyamaepark.com/

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