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【荒川区町屋】古きよきものと、新しい楽しみに出会える「酒場まほろば」

①古きよきものを生かした、こだわりの空間
②ひと味違う、創作料理が楽しめる!

こだわりが光る、居心地のよい酒場

このたび荒川探訪が取材に訪れたのは、京成町屋駅から徒歩1分、町屋駅前東口商店会にある創作居酒屋「酒場まほろば」。ニューヨークのアイロンビルを思わせる角地のビルの2階へ上がると、三方向に窓が広がる開放的な空間が迎えてくれました。

まほろば(真秀ろば)」とは、「最も優れていて住みやすい場所」を意味する日本の古語。代表を務める澤田秀人さんの名前にある「秀」の一文字にも通じることから、この店名が選ばれました。訪れる人々にとって居心地のよい、家のような場所であるように。お店のロゴにあしらわれた家々のイラストにもそんな想いが込められています。白木の木目を生かした店内は、どこかほっとするようなやさしい雰囲気。落ち着いた空間の中で、ひときわ目を引くのがカウンターに飾られた欄間彫刻です。こちらは長野県の古民家から取り外されたものを、古材の洗浄・再生を専門とする業者の手によってよみがえらせた一品。丁寧に洗浄された木肌は美しく、新たに造られたかのような存在感を放ちます。天井から下がる昭和ガラスの照明も、この空間のためにフルオーダーで製作されたもの。現在では製造されていない貴重な“昭和ガラス”を、古民家などから集めて再利用したものです。近年では食器などへのリメイク作品も人気を集め、生産が追いつかないほどの人気ぶりなのだそう。店内の随所に、店長のこだわりが息づいています。

椅子の張地は、店長自らが張り替えたもの。和柄の生地は京都や、荒川区が誇る日暮里繊維街で仕入れました。「古きよきものを大切にしながら、ちょっとしたエッセンスを効かせていきたくて。」そんな言葉どおり、随所にセンスとこだわりが光ります。店内には4人掛けテーブルが3卓、奥には小上がり席、そして約8席のカウンターを用意。お店の中心に立つ店長が、ライブキッチンさながら手際よく料理を仕上げる姿もこの店ならではの魅力です。なかでもカウンター席は、京成線のホームを行き交う電車を眺めながらお酒が楽しめる特等席。忙しく厨房に立ちながらも、声をかけると屈託のない笑顔で応えてくれました。

ひと皿ごとに楽しい驚きが。こだわりの創作料理

ひな鶏半身揚げ 旨塩の白 980円(税抜)

店長におすすめを伺いながら、荒川探訪スタッフも「酒場まほろば」自慢の料理をいただくことにしました。はじめにオーダーしたのは、まほろば三大名物のひとつ「ひな鶏半身揚げ 旨塩の白」。国産のみつせ鶏(※仕入れ状況により品種が異なる場合があります)を一度じっくり蒸し上げてから、秘伝のシーズニングをまとわせ、皮がパリッと香ばしくなるまで丸ごと揚げています。

提供時には食べやすいようにカットされているので、みんなでシェアするのにもぴったり。丸揚げというと胸肉などはパサつくイメージがありますが、ひと手間加えて蒸していることで中は驚くほどしっとり。皮はパリパリ、身はジューシーという理想的な食感です。鶏の旨味をたっぷり吸った付け合わせのキャベツまで絶品で、お酒との相性も抜群。辛いもの好きなら、スパイシーな「旨辛の赤」を選ぶのもおすすめです。

「刺身盛り」、「豚バラなんこつと豆腐の煮込み」と並ぶ三大名物のひとつ。残りの二品は、またの機会のお楽しみに…!

とうもろこしの唐揚げ(特製バター醤油)630円(税抜)

続いていただいたのは、夏限定の人気メニュー「とうもろこしの唐揚げ」。芯ごと豪快に縦割りにしたとうもろこしにザクザク食感の衣をまとわせ、香ばしく揚げたあと、特製のバター醤油で仕上げます。芯から染み出す甘みと旨味まで余すことなく楽しめる一品で、どこか人気スナック菓子を思わせるようなあと引く味わい。その秘密は、隠し味として使われている昆布茶なのだそう。

「夏場は毎日注文が入ります」と店長。厨房には提供を待つお皿がいくつもスタンバイされており、その人気ぶりがうかがえました。

写真左/スパイシートマト割 630円(税抜)
写真右/徳島すだちサワー 550円(税抜)

数あるドリンクメニューの中でもぜひ試していただきたいのが「スパイシートマト割」。グラスの縁に、塩と粗挽き黒こしょうをたっぷりまとわせたスノースタイルでの提供です。貝の旨味やスパイスを加えた特別なトマトジュースを使用しているため、飲みやすく暑い季節にもぴったり!

徳島県産すだちを使った「徳島すだちサワー」も、揚げ物に合う爽やかな一杯です。オリジナルグラスは一つひとつ異なるデザイン。どんなグラスで提供されるかもお楽しみのひとつです。

店内には全国各地から集めた日本酒の瓶がずらり。「ラベルに惹かれて選ぶ”ジャケ買い”も楽しんでいます」と店長は話します。ブランドにとらわれることなく「飲んだことのない一本」と出会えるのも、まほろばならではの魅力。気になる銘柄があったら是非お近くのスタッフに尋ねてみてくださいね。

この日紹介していただいたのは、夏らしい爽やかなラベルが印象的な一本。おちょこは店内に並ぶ中から好きなものを選べるので、ヴィンテージ風から人気キャラクターまで、自分だけの組み合わせを楽しめます。

おばんざいのおまかせ盛り 一人前1,200円〜(税抜)
※内容は日によって異なります。

日本酒のお供にぴったりなのが「おばんざいのおまかせ盛り」。この日は、ほたるいかの沖漬け、里芋の唐揚げ、なすの揚げびたし、たこと白瓜の酢の物、モロヘイヤとあかめのおひたしなど、季節を感じる品々が並びました。少しずついろいろ味わえるので、お酒のお供にはもちろん、普段野菜不足になりがちな方にも嬉しい内容。料理を彩る器にもこだわりが感じられ、目でも楽しませてくれています。

炎のプリン 450円(税抜)

食後におすすめしたいのが、楽しいパフォーマンスと共に提供される「炎のプリン」。目の前でプリンをキャラメリゼしたあと、ブランデーに火を灯して仕上げるライブ感たっぷりのデザートです。火を入れることでブランデーの香りだけをやさしくプリンへまとわせ、より奥行きのある味わいに仕上げているのだそう。

パリッと香ばしいキャラメルのほろ苦さとなめらかなプリン、そしてふわりと広がるブランデーの余韻。最後のひと口まで、「酒場まほろば」らしい遊び心とこだわりを堪能できました。

町屋にないお店を作りたい

今回お話を伺ったのは、店長の”ジュリーさん”こと澤田秀人さん。長年、飲食業界で経験を積んだ後、独立というかたちで2024年3月に「酒場まほろば」をオープンしました。町屋出身の奥様とのご縁が、この場所に出合ったきっかけ。飲食店が数多く並ぶ町屋の中でも、創作料理を気軽に楽しめる居酒屋は少ないことに着目し、「ここでしか味わえない料理や空間を提供したい」と、お店づくりをスタートさせました。

取材当日も、開店まもなくして来店するお客さんたち。仕事帰りと思われるグループやカップル、おひとりでゆっくりお酒を楽しむ方、小さなお子さんを連れたご家族まで客層は実にさまざまです。奥の小上がり席では、お子さんたちが窓の外を走る電車を眺めながら楽しそうに過ごす姿も。

店内を見渡すと、若いスタッフたちが笑顔で接客する姿も印象的でした。時には常連のお客さんと一緒に乾杯することもあるのだとか。その中心で、厨房を一人で切り盛りしながら絶え間なく料理を仕上げていくのが、店長のジュリーさんです。

普段は一人で担う仕事も多く、日々時間との勝負。それでも、「これからはもっと地域の方々とのつながりを大切にし、誰もが気軽に立ち寄れる場所にしていきたい」と話してくれました。

「まだまだ新しいお店ですが、ここにしかない魅力をぜひ味わいに来てください。」そんなメッセージには、地域に根差しながら、この街の新しい居場所をつくっていきたいという想いが込められていました。

古きよきものを大切にしながら、新しい楽しさも提案してくれる「酒場まほろば」。料理のおいしさはもちろん、空間や器、店員さんとの会話までもが、このお店ならではの魅力です。

「今日はまほろばへ帰ろう。」そんな気持ちで、ふらりと立ち寄りたくなる。今回は、町屋に生まれた新たな憩いの場所をご紹介いたしました。

酒場まほろば
公式Instagram

住所:荒川区荒川7-22-6 2F
電話番号:03-6806-8108
営業時間:月〜金 17:30〜23:00
土祝前 17:00〜23:00
日祝 16:00〜22:00
定休日:不定休 ※公式インスタグラムをご確認ください。


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