町屋駅から徒歩7分。閑静な通りに佇む古民家で、いつもの仕事や勉強時間をゆったりと過ごしませんか?今回の荒川探訪では、古民家カフェのような雰囲気を楽しめるコワーキングスペース、「ivyCafe町屋」をご紹介します。WIFIとフリードリンクが完備され、他の利用者さんとのコミュニケーションを楽しみながら、自宅と職場の中間のようなリラックスした空間で時間を過ごすことができます。誰にも邪魔されずに作業に集中できる個別スペースから、いくつかの部屋に分かれて複数人がテーブルを囲めるスペースまで。様々な用途に使えるのも魅力です。
住宅街の中にあるivycafe。入り口では キャッチ―なポストが目を引きます。
築65年超えの古民家を活用した暖かい内装
1階の縁側席は古民家カフェ のような外光の気持ちの良い空間。
2階和室の座敷席。親戚の家を訪れたような 懐かしく温かい空間でお仕事ができるんです。
従来のコワーキングスペースのイメージと異なり、ivyCafe町屋は、町屋の住宅街の一角にある古民家を活用。古民家のオーナーさんが今もお住まいの400平米にも及ぶ建物の一部を使っているため、親戚の家を訪れたような暖かい雰囲気が魅力です。元々の家屋の風合いを生かした設えとすることで、初期投資を抑えることに成功。利用料金をなんと1日490円(税込539円)という破格のお値段でご提供することを実現しています。旅館の縁側を思わせる窓際の席や、大きなテーブルを囲めるリビングのようなスペース、座椅子でつくろげる和室など。古民家の間取りを生かした設計のため、他のコワーキングスペースとは一味違うレトロな空間が利用者の心を掴んでいます。オフィスよりもリラックスでき、自宅よりも集中できる空間で、自分のペースで作業に取り組むことができそうですね。古くなった建物は、建物全体のゆがみからドアが開きづらくなったり、隙間風が吹き込み寒かったり、住むことはどうしても難しくなってしまいます。ですが経年を重ねてきた建物だからこそ感じられる風合いや温もりは新築には無い、古民家ならではの魅力です。
ivyCafeを運営する株式会社アイビーリンクスは、空家、空ビル等の地域資源をリノベーションし、新しい価値を生み出す事業を展開しています。現在では町屋以外にも事業を多くの地域で展開しているivyCafeですが、その中で町屋店はivyCafeの1号店。代表の水野功さん(以下:水野さん)の古民家活用プランに古民家のオーナーさんが共感されたことにより、開設が決まったそう。古民家の暖かい雰囲気の中で作業をする癒しの時間が、なんだか自分も地域資源を活用する地域貢献をしているような気持ちにさせてくれるのも古民家コワーキングスペースの特徴ではないでしょうか。
古民家ならではの多岐にわたる用途での利用が可能
大きいテーブルのある個室は、 打ち合わせやちょっとしたパーティー使用も可能です。
各所に配された小さいグリーンに ほっこりします。
従来のコワーキングスペースは個人で勉強や仕事の作業に集中するイメージがあるかと思いますが、ivyCafe町屋では、部屋によってテーブルの大きさや配置が異なるために様々な用途での利用が可能です。仕事の会議や談話スペース、セミナー会場として活用したり、年末年始には部屋を貸切にして、忘年会や新年会に使う利用者の方も多いのだそう。作業スペースとして利用している利用者もいらっしゃるため、忘年会など施設が賑やかになる日には会員用のサイトでお知らせが入ります。『勉強しにいきたいけど作業に集中できないのではないか』『パーティ会場に利用したいが他の利用客に迷惑をかけてしまうのでは』という懸念点も、これで安心して利用できますね。
じっくり集中できる個別ブースは 懐かしい実家の勉強机のよう!
1階の、資料を沢山広げて作業できる 大きなダイニングテーブルが配された部屋は リビングのようです!
地元の人に愛されるコミュニティ作り
古民家という一風変わったコンセプトで運営していることもあり、利用者は常連のリピーターが多いとのこと。新しく登録した利用者に他の利用者が施設の使い方を教えたり、利用者同士何度も顔を合わせる関係になることで、人脈を広げていくことも多々あるそうです。また、会員の中にはフリーランスや経営者の方なども一定数いるため、互いにセミナーの開催を告知しあったり、ニーズに合わせて利用者同士を水野さんが引き合わせる、なんてこともあるようです。「コロナ拡大前は、月に1回ずつ利用者のコミュニティ拡大に向けてイベントを開催していました。これからまた少しずつ再開して行けたらいいなと考えています」(水野さん)
スタッフがいなくても安心して利用できる
ivyCafeにはスタッフが常駐しておらず、入退室等も会員がそれぞれ自分で管理。完全会員制、電子錠や24時間の防犯カメラ稼働など、基本的な安全対策はもちろんですが、スタッフ不在にも関わらず今まで問題なく運営できている一番の要因は、責任感のある利用者のみなさんなのだそう。ほぼ毎日利用される方もいらっしゃるため、その方々がアンバサダーのような形で、異変を感じたらすぐに水野さんに報告してくださるのだそうです。電気の消し忘れや在庫切れなどに利用者の方々が率先して気づいてくださる雰囲気も、自分の家のような安心感のある施設ならではの特徴なのでしょう。そのような利用者のみなさんが集まる場所であれば、これから利用を検討される方も安心ですね。
運が良ければ美味しいスイーツやコーヒーが楽しめるかも?
施設の駐車場には定期的にキッチンカーが出店。クレープ屋さんやカフェのキッチンカーが来て、利用者のみなさんを対象に販売を行うこともあるそう。コワーキングスペース内にもコーヒーメーカーや調理器具がありますが、気分を変えて立ち寄ってみるのもいかがでしょうか。どんなお店がいつ来るのかの詳細情報は、ivyCafeのinstagram(@ivycafe.jp)でチェックできますよ。
日本の古民家ならではの暖かい雰囲気を体験できる新感覚のコワーキングスペース、「ivyCafe町屋」。日頃のお仕事や会議の時間等を気分を変えてゆったりと過ごしてみたい方は、ぜひ訪れてみてください。各スペースの無料見学も公式Webサイトから応募可能です!
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