荒川区民に「荒川グルメといえば?」と尋ねると、多くの人が「もんじゃ焼き」と答えます。
荒川区はもんじゃ発祥の地ですよ、と区民は聞かされて育つのですが、都内に住む多くの人は「もんじゃ焼きと言えば月島(東京都中央区)」と思っていることでしょう。発祥であろうがなかろうが、荒川区のもんじゃは美味しい。下町の雰囲気も含めてもやはり一番美味しいのです。食の楽しみ方はひとぞれぞれ。特別な何かは無いけれど、ちょっと個性的だったり、変わっていたり、ほっとひと息つける場所。そんなモノづくりの街・荒川を支えるグルメを探訪してご紹介していくコーナー、それが「荒川グルメ探訪」です。
都電荒川線(東京さくらトラム)が目の前を走る!
都電荒川線(東京さくらトラム)「荒川車庫前停留場」より徒歩2分。線路を目の前に望む「ハンバーグレストラン&ワインバル haché(アッシェ)」は、手作りのひき肉を使用したこだわりハンバーグのお店。注文を受けてから成形して焼き上げるため、いつ訪れても出来立ての美味しいハンバーグが食べられます。お食事に合う豊富な種類のワインもお店の自慢。店内にはオーナーシェフが選りすぐった、世界各国のワインが並びます。
オーナーシェフの田崎拓也さんは、生まれも育ちも荒川区。 荒川探訪のインタビュー取材にも、笑顔で応じてくださいました!
お店の名前である「アッシェ」とは、フランス語で“みじん切り”や“ひき肉”のこと。フレンチの世界においてみじん切りは基本の“き”であることから、その名を採用したといいます。材料など、基本の部分を大切にするシェフの想いが込められたネーミング。生まれも育ちも荒川生まれの田崎シェフですが、品川のフレンチで修行をした後は、銀座の洋食店や大分の郷土料理屋などで経験を積んだそうです。かつて東尾久の都電沿いに住んでいたことや、父親が荒川区内で飲食店をやっていたことがこの地でお店を開くことを選んだ理由。5月には7周年を迎え、多くの人々が区内外から足を運ぶ人気のレストランとなりました。
カウンター席とテーブル席、合計37の席を備えたアッシェの店内。石造りの壁と柔らかな灯りのランプが、フランスのビストロを思わせるようなあたたかみのある空間です。 看板メニューは、塊肉から粗挽きにした100%牛ひき肉の手ごねハンバーグ。平日のランチタイムにはオーソドックスな“手ごねハンバーグ”に加え、“チーズソースハンバーグ”や“おろしポン酢ハンバーグ”、お店の名前を冠した“アッシェハンバーグ”の4種類がメニューに並びます。
一番人気!都電のイラストがかわいい「白いハンバーグ」
アッシェハンバーグ¥1,100(税込)
真っ白でコロンとした見た目がインパクト大の「アッシェハンバーグ」、通称「白いハンバーグ」。はじめてお店を訪れた人のほとんどがオーダーするという人気の品です。クリーミーなマッシュポテトで包まれたかわいらしい見た目が特徴。イギリスの定番パブ料理“シェパーズパイ”をヒントに誕生したオリジナルのメニューです。ハンバーグを八分ほど焼いたら、マッシュポテトでお肉を包んでオーブンで蒸し焼きにするのが美味しく仕上げる秘訣。 ハンバーグに描かれた真っ赤な都電のイラストは、目の前を都電が走るアッシェならではのデザインです。当初は焼き印で模様をつける予定でしたが、具材がくっついてしまい思うようにいかなかったのだとか。そこで、色味も美しくハンバーグの味を損なうことのないパプリカパウダーを使用することに決めたそうです。
ハンバーグのイラストは、都電の線路沿いにバラが咲き誇る5月と11月の2ヶ月間のみ、華やかなバラのイラストへと変わります。絵付けに使用するステンシル型は、フリーのデザイナーである田
ハンバーグを美味しく仕上げる“つなぎ”には、お店で提供しているバケットを使用。市販のパン粉を使用するよりも柔らかい仕上がりになることから、手間を惜しまずパンから削っているそうです。ハンバーグの焼き加減はふっくらミディアムが基本。“よく焼き”がお好みの方は、注文時にシェフにお伝えくださいね!ナイフを入れると、じゅわっとあふれ出すうまみたっぷりの肉汁。お肉のおいしさを引き立たせる甘さひかえめのデミグラスソースは、3日ほどかけて作り上げるアッシェオリジナルの味です。
ハンバーグ以外にも!シェフが作り出す珠玉のメニュー
サーロインステーキ150g¥1,300(税込)
ハンバーグも良いけれど、ガッツリお肉が食べたい!という気分の時には、シェフが絶妙な焼き加減で提供するステーキがおすすめ。「ハラミカットステーキ」と、「サーロインステーキ」の2種類から選べます。お肉の旨味たっぷりのサーロインステーキは、平日のみの提供。1日5食限定のため、お早目のご来店がおすすめです。玉ねぎと醤油をベースとしたシャリアピン風のオリジナルソースもジューシーなお肉と相性抜群!おいしい赤ワインと併せてお楽しみくださいね。
欧風ビーフシチュー¥1,300(税込)
お店こだわりの「欧風ビーフシチュー」は、丸一日煮込んだ三枚肉が口の中でほろほろと崩れる至高の逸品。家庭では決して作り出すことのできない、本格的な味わいが楽しめます。お肉に添えられているのは、ソースの味が絡みやすい平打ちパスタ。パリパリのバケットにディップしていただくのも美味しいですよ!
ランチセットのサラダバーとスープバーも人気のサービス。マカロニサラダやほくほくのフライドポテトなど、ボリューム満点の品が揃います。食欲をそそる野菜スープは、お肉料理にもぴったりの味わい。具材が細かく刻まれているので、満腹時でも無理なくいただくことができますよ。
豊富なワインのラインナップ!
「がぶ飲みワインの店」と書かれた大きな幕を店頭に掲げるアッシェ。各国のボトルワインを常時30種類以上取り揃えています。いずれも田崎シェフが料理と合わせて美味しい!と感じたものばかり。1本2000円代~とリーズナブルなお値段設定のため、グループでシェアすれば普段は飲まないような銘柄にもチャレンジすることができますね。
この日の日替わりワインは赤白ともに、フレッシュな果実味が特徴のチリ産ワイン「チリネロ」。ランチタイムのグラスワインはなんと440円というお手頃価格です。お昼からお得に飲めてしまうのが嬉しいポイント。ディナータイムにはオリジナリティあふれるおつまみメニューも登場します。牛タン焼でお馴染みのネギ塩だれをまとった“葱まみれハンバーグ”や“オムレツハンバーグ”など、昼には味わえないハンバーグメニューも!ジビエなど、季節の特別メニューにも注目です。
お得なキッズプレートも!子連れにも優しいお店
お店周辺には、アトラクションの充実した“あらかわ遊園”や都電の旧型車両を展示する“都電おもいでひろば”など、お子さんに人気のスポットがたくさん!目の前には都電が絶え間なく走り、鉄道ファンのお子さんも数多く訪れます。土日祝にはハンバーグや目玉焼き、エビフライなどを盛り込んだキッズプレートも登場!妊婦さんでも安心して飲めるノンカフェインのあずき茶もありますよ。ファミリー層への細やかな気配りも、アッシェが愛されている理由のひとつ。オーナーシェフの優しさを随所に感じることのできるお店です。
こだわりの本格ハンバーグと豊富な種類のワインが堪能できる「ハンバーグレストラン&ワインバル haché(アッシェ)」。ぜひ一度、お腹を空かせて訪れてみてくださいね!
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ハンバーグレストラン&ワインバル haché(アッシェ)
営業時間:ランチ11:30~14:00 ディナー17:30~22:00(L.O 30分前)
定休日:水曜日(月に一度連休有り)
TEL:03-3800-0811
住所:東京都荒川区西尾久8-25-1
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