荒川区民に「荒川グルメといえば?」と尋ねると、多くの人が「もんじゃ焼き」と答えます。
荒川区はもんじゃ発祥の地ですよ、と区民は聞かされて育つのですが、都内に住む多くの人は「もんじゃ焼きと言えば月島(東京都中央区)」と思っていることでしょう。発祥であろうがなかろうが、荒川区のもんじゃは美味しい。下町の雰囲気も含めてもやはり一番美味しいのです。食の楽しみ方はひとそれぞれ。特別な何かは無いけれど、ちょっと個性的だったり、変わっていたり、ほっとひと息つける場所。そんなモノづくりの街・荒川を支えるグルメを探訪してご紹介していくコーナー、それが「荒川グルメ探訪」です。
今回の荒川探訪では、JR常磐線三河島駅徒歩1分のところにあるグルメバーガー専門店「GOODTHANG TOKYO-グッドサング東京」を訪問しました。
レンガ調の外観にアメリカンな雰囲気漂う看板が目印。元お肉屋さんのオーナーが厳選した希少部位のお肉をふんだんに使用したジューシーなパティと、毎日仕入れているフレッシュなお野菜、こだわりぬいた食材で作り上げるハンバーガー。肉好きも健康志向の方も大満足のボリュームたっぷりの一皿をお楽しみ頂けます。
西海岸アメリカンカルチャーと肉への愛がつまったこだわりの店
店主の三原さんは元お肉屋さん。ホテルや結婚式場の料理人の方々とやり取りをする中で、自分の選んだお肉で直接お客様に笑顔になってもらいたいという思いが強くなり、2023年7月に荒川区初のグルメバーガー専門店をオープンしました。
90年代のヒップホップとアメリカ西海岸カルチャーこよなく愛する三原さん。店名もアメリカの有名なラッパーDr.DreとSnoop Doggが出した名曲「Nuthin’ But a G Thang」から取ったもの。「G Thang」とは”Gangsta thang(thing)”(ギャングのスタイル)」の意味ですが、良いことを追求したいと考え、「Good」に変えて、「Good Thang」としました。
GOODTHANG TOKYOのお店のコンセプトには、いいものを追求し、お客さんやスタッフ、家族を大切にすること。そんな店主の愛溢れるこだわりが細部にまで詰まっています。
三原さんの好きなバイク、車、音楽の要素が詰め込まれた、アメリカにいるかのような店内で味わうハンバーガーは格別な味わいがあります。
黄金の汁(肉汁)を堪能できる
希少部位を使用したパティ
ハンバーガーの主役ともいえるパティは、【かぶり】という希少部位を使用しています。
(牛の背中にあるロースの部位)リブロースの上部のみ。ステーキにも使用されることの多い、さっぱりとして食べやすい部位です。ハンバーガーに使用するには通常は勿体ないとされる、上質な部位を厳選して使用。元お肉屋さんの知識を生かし厳選することのできた部位です。そもそも流通が少ないため、人とのつながりを大事にしてきた店主だからこそ実現したハンバーガーです。
余分な脂を取り除き、毎日お店でミンチにしているフレッシュなパティは、つなぎを一切使用しない牛肉100%。丁寧に焼き上げる事で、【黄金の汁】と店主が呼ぶ上質な肉汁ががキラキラ輝き、肉本来の旨みを最大限に引き立てます。
ハンバーガーになくてはならないバンズは、グルメバーガー界で有名な【峰屋】のバンズを使用。
峰屋は全国に卸しているパン屋ですが、【かぶり】を使用しているパティは前例がなかったとのこと。上質な肉汁をしっかり受け止められるようにと何種類ものパンで試行錯誤を重ねました。肉汁の旨みに負けず、主張の強い、風味豊かなフランスパンの原材料を使用した一番ハードなバンズを使用することに。
口当たりはハード、中身は硬すぎずもっちりとした食感を残しつつ、焼き上げると香ばしい、パン本来の味も楽しめるこだわりのバンズにたどりつきました。
人気No.1 のガーリックサングバーガーはダブルで
ガーリックサングバーガー ¥1.850(税込) パティ追加1枚 ¥660(税込) ※お写真はダブルにした商品です。
特製のガーリックソースは香り高く風味が口いっぱいに広がります。フライドオニオンの食感がアクセントになり、ガーリックの香ばしさがパティとの相性抜群。常連さんはパティを追加(一枚660円/税込)したダブルでオーダーするのが定番だそう。
おすすめだと聞き、早速ボリュームだぷっりのダブルを注文。食べ進めるうちに、もっと食べたい!と癖になります。肉汁は充分あるのにサラサラとさっぱりしているので、胃もたれ知らず。注文する時 はぜひダブルをおすすめします!
あらかわ満点メニュー!!
ハンバーガーとポテトのセットが580キロカロリー!!
ベーシックバーガー ¥1.490(税込)
荒川区では食環境整備事業として女子栄養大学短期大学部と連携し、健康に配慮した「あらかわ満点メニュー」を開発し、区内の各飲食店で販売しています。GOODTHANG TOKYOでは「ベーシックバーガー」をあらかわ満点メニューとして提供しています。
商品開発にあたって、大学と連携して成分や栄養素からカロリーを算出した際にベーシックバーガーとポテトのセットは、なんと合計580キロカロリーという驚きのヘルシーメニューだということが判明したそう。余計な油をいっさい使用していないパティと、しっかり野菜も取れるバランスの取れたメニューということで、元々あったメニューをそのまま、あらかわ満点メニューとして提供することになったそうです。
ジューシーさはそのままに、肉本来の味をしっかり楽しめ、カロリーを気にせずハンバーガーを食べられるのはとても嬉しいですよね!
過去の記事でご紹介した【レストラン オックス 】もあらかわ満点メニューを提供していらっしゃいます。
ハンバーガーに合うドリンク選びも抜かりなく
(右)クッキー&クリーム ¥680(税込) (左)バナナジュース ¥680(税込)
ピザにはコーラ、カレーには水のような食べ物にはそれぞれお供的な飲み物があるけれど、ハンバーガーにはシェイクが合う!と今回改めて思いました。オリジナルドリンクのクッキー&クリームとバナナジュースを注文したのですが、甘さ控えめ、素材の味を楽しめるシェイク感覚の飲めるジュースになっています。
アメリカではポテトをシェイクにディップして食べるのだとか!甘じょっぱい味わいがクセになり、ポテトの塩気をシェイクが引き立ててくれるそう。今回ディップはしなかったものの、ハンバーガーやポテトと交互に味わうことで甘じょっぱさが癖になる組み合わせでした!!
大人から子供まで楽しめるイベントやPOPUPを多数開催
GOODTHANG TOKTOでは大人から子供まで楽しめるイベントを多数開催しています。
仲間のお店のアパレルショップや、音楽好きの店主ならではのDJやライブイベントを開催。
1階~4階までフロアが分かれている為、普通飲食店ではありえない、バーバーショップを別のフロアに呼んでイベントを開催したこともあったそう。髪を切ってもらっている間に、お子さんにハンバーガーを食べて待ってもらえる、家族で楽しめるイベントとなったそうです。
フリースクールの学びの一環としてハンバーガーを親子で作るイベントも開催。お肉の状態から、こねて、焼いて、食べる一連の流れを経験する事で食に対する考え方や見方も変わればという願いを込めて実施されたそう。自分で作った物を身近な人に美味しいと言ってもらう喜び、提供する喜びを感じてもらい”自分にも出来た”という自信に繋がり、子供たちが一歩踏み出すきっかけになったら!という店主の熱い思いが込められています。GOODTHANG TOKYOは食を通して人と地域と繋いでいく拠点としての活動も行っています。
◼︎子連れの家族も気軽に入れるお店
店主の三原さんも三人のお子さんがいらっしゃり、小さなお子様が居るご家庭の外食はハードルが高いと感じる場面が多々あったそうです。
GOODTHANG TOKYOではお手洗いにベビーベッドを設け、ベビーチェアやキッズメニューのご用意もあり、小さなお子様いるご家族も楽しめるように配慮がされています。
ぜひこの際に、ご家族でグルメバーガーをお楽しみください!
GOODTHANG TOKYO-グッドサング東京
営業時間:
11時30分〜15時(14時30分L.O) / 17時〜22時L.O
日曜11時30分〜15時00分(14時30分L.O)
(月曜日定休)
TEL:050-3576-0352
住所:東京都荒川区東日暮里6-3-1
ホームページ:https://www.goodthangtokyo.com/
Instagram:https://www.instagram.com/goodthangtokyo/
モノづくりの街・荒川の地域情報サイト「荒川探訪」では、荒川区の気になる情報をご紹介しています。
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