端から端まで歩いてもちょうど1時間。23区でも台東区、中央区に次いで狭いけれど、今ひとつどこが中心地かわからない。そんなコンパクトな味わい深さが特徴の荒川区!
「発見!あらかわさんぽ」は、荒川区の地域情報サイト「荒川探訪」編集部スタッフが、カメラ片手に街ブラしながら気になったコトやモノについて、つらつらと更新していきます。普段から見慣れた街の風景もちょっと違った角度で見てみると初めて訪れた場所のように新鮮に感じることができるかも。街歩きで知った荒川区の旬な話題は荒川探訪公式X(旧Twitter)でもお伝えしていきます。
今回は、都電荒川線町屋二丁目停留所付近で見つけた気になる看板。
町屋駅前の交差点から都電に沿って町屋二丁目方面へ。
「餃子の一龍本店」のある路地を左手に入るとすぐにこちらの看板に遭遇した。
ディスコ世代でブイブイにフィーバーした筆者にとってはたまらずにパシャリ。
1980年代を彷彿させるレインボーチックな看板はインベーダーゲームに興じた記憶を蘇らせる。
ここは悪ガキたちの溜まり場で「ディスコ」という店名のゲームセンターだったのか?
それともかつての町屋にはジョン・トラボルタもびっくりのミラーボールが回るダンスホールが存在したのだろうか?
ちなみにこの周辺は1950年代〜60年代にかけて、映画館やストリップ劇場があったほどの繁華街だったそうだ。時代を経てディスコが存在していてもおかしくないかと思い、取材してみることにした。
さっそく真相を突き止めるべく、近所にある老舗食堂のおかみさんにお話を伺った。
「筆者:すみません数軒先にあるゲームセンターの看板のお店、もう営業してないんですかね?」
「おかみさん:ずいぶん前に閉店してからだいぶ経つねー。」
「筆者:あのー、看板にディスコとも書いてあるんですけど、ゲームセンターと併設してダンスもできる場所だったりしたんですかね?ビージーズとかガンガンかかったりしてる感じで?」(私の期待は高まる)
「おかみさん:いやー、昔からゲームセンターだったと思うよ!ディスコは店名じゃないかい!?」
「筆者:そーなんですか?でもでも看板のピエロの脚の左側にディスコの「D」の文字が・・・」
「お客さん:ミックスフライ定食お願いしますー!」
「おかみさん:はいはいー、注文入っちゃたからもういいかい。」
「筆者:あ、あのー、えーと、ありがとうございました。」
出入口だったと思われる引き戸の脇に描かれたピエロのキャラクターの左脚には、
「GANE CORNER(たぶんGAME CORNERと書きたかったのだろう)」の文字が・・・。
向かって右脚に「D」の文字を残して剥がされてしまっている。
もしかして「DISCO CORNER」って書かれていたのかな?いや、書かれてたんだ!!
町屋にかつてディスコが存在したのだと期待に胸膨らませて取材を行ったものの、裏取りには失敗。今後も本件の追跡は行なうとか行わないとか。
近年、ヨーロッパでは、日本の80年代ソングがシティポップなるジャンルとして再注目されているそう。
筆者は今でも70年代ディスコソングを愛しており、再びディスコブームが巻き起こることを期待している。かつて町屋にも悪ガキたちの溜まり場、下町ディスコがあったことを願ってやまない。
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